2024年5月24日金曜日

2024 INDYCAR フォトレポート 第108回インディー500 予選後 その1

 

予選を終え、電話に送られてきたピット・ストールの表をチェックする佐藤琢磨。優勝した時の9番ピットが第一希望だが、予選10位だったので、そこはライヴァル勢に取られてしまう可能性・大。その予測通りに、9番は予選2位のウィル・パワーがセレクトした。今年のペンスキー勢はフロント・ロウを独占しておきながらピット出口に最も近い1〜3番を選ぶことはせず、出入りのスムーズさ重視でバラバラの場所に3台のピットを選んだ。ポール・シッターのスコット・マクロクリンはピット出口へまっすぐダッシュできる1番ピットを当然選んだが、パワーはガレージへの通路とファイアストンのストールがあってアクセスがストレスなく行える9番手ピット。ジョセフ・ニューガーデンはそのすぐ後ろの10番で、ガレージへの通路とファアストンのピットがあるので、こちらはピット・アウトが楽。Photo:Masahiko Amano

ピット・ストール選びをガレージでスタッフと相談する佐藤琢磨。左はチーム・マネジャーのリカルド・ノールトで、真ん中がエンジニアのエディー・ジョーンズ。予選10位だった彼らが上位陣の意向も推察して決めた第一希望はパゴダの真下でコントロール・ラインのすぐ前の16番ピットだった。インディーカーのタイミング&スコアリングとNTTのピットがあるので”アクセスが最もスムーズに行える”のがここで、クルーたちもマシンが入ってくるのが見易い”というのが理由だったが、そのピットはサンティーノ・フェルッチが選んだので、すぐひとつ後ろの17番を選択。そちらならインディーカーとNTTが使う大きなスペースが目の前に広がっているので、ピットからダッシュする時に邪魔になるチームがなく、タイムロスが少なくて済む。Photo:Masahiko Amano






予選日の朝のパゴダ。濃い霧に覆われ、ちょっと幻想的。荷物を引き、大きなストライドでメディア・センターへと向かう巨漢は、著名レポーターのマーシャル・プルエット氏。チェックのシャツ、派手な靴という出立が定番。Photo:Masahiko Amano

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