2024年9月6日金曜日

2024 INDYCAR レポート R13ポートランド~ミルウォーキー・ダブルヘダー フォトレポート

 

グラン・プリ・オヴ・ポートランドのスタート前、ハドルを組むマーカス・アームストロングのチーム。日本人クルーの須藤翔太クンや、ドライヴァー・コーチのダリオ・フランキッティの顔が見える。アームストロングの右隣りが、彼を担当するエンジニアのアンジェラ・アシュモア。HRCのエンジニアもひとりは女性がついている。近頃のインディーカーではエンジニアの人手不足が深刻。IMSAのスポーツ・カー・シリーズに自動車メーカーのチームが増え、そちらでもエンジニアの需要が増えているからだ。そこで、ガナッシはもう数年前にエンジニアを自分たちで育成するプログラムをスタート。女性の起用にも積極的だ。今シーズンは女性のクルーも急増していて、アンドレッティ・グローバル、メイヤー・シャンク・レーシング、チーム・ペンスキーなどで奮闘している Photo:Masahiko Amano

2024年8月30日金曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R13ワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ戦〜 いよいよシーズンも終盤戦

 

経由地のデトロイトで発見(今更……なのかも)。デルタの荷役の車両が電気自動車にシフトしてきてる Photo:Masahiko Amano

 

ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイのメディア・センター。シーズン終盤とあってか、取材カメラマンの数が多く、この混雑ぶり Photo:Masahiko Amano

2024年7月31日水曜日

2024 INDYCAR フォト・レポート R12トロント その2 ホンダ・ディーラーの冠イベントの地で、”初代”に出会う

 

オンタリオ・ホンダ・ディーラーズがメイン・スポンサーのインディー・トロント。シヴィックなどの新車やレーシング・シミュレーターを置いたブースに置いてあったのが1972年発売の初代シヴィック。カナダでは翌1973年からのセールスとなったらしい。アメリカ仕様のいかついバンパーとドア・ミラー(ドライヴァー・サイドのみ)装着。独特のオレンジ色だけど、置いてあったのはRSっていうホット・ヴァージョンではなく、当時人気のあったRSの外装色とはビミョーに違う色味のオレンジだった気もした。Photo:Masahiko Amano

2024年7月28日日曜日

2024 INDYCAR フォト・レポート R10,11 アイオワ & R12トロント

 

アイオワでのレース前のセレモニーでの”フライオーヴァー”。すみません、飛んでる戦闘機が何なのか、オハイオの博物館行ってきたばかりですが、わかりません。ターン1上に赤い特設スタンドが見えるでしょう?  去年だか一昨年からタイトル・スポンサーのハイヴィーが設営し、スウィート的に使用している。ターン4側にも同じものがあって、両方とも満員。グランド・スタンドにもかなりのお客さん。バック・ストレート側はキャンプ場になってるはず。今年はオーヴァーテイクの少ないレースになっちゃってたけど、アイオワの人たちはインディーカーのレース・イヴェントを地元のお祭りとして盛り上げて行くことに意欲と情熱を燃やしている。Photo:Masahiko Amano

2024年7月18日木曜日

2024INDYCAR レポート R10 ハイヴィー・ホームフロント250/R11 ハイヴィー・ワンステップ 250 フォトリポート その3:Hy‐Vee大解剖

 

Photo:Penske Entertainment (Chris Owens)

アイオワ戦を支える大スポンサー、ハイヴィーは
9州に280店舗を展開するスーパーマーケット・チェーン

   アイオワ・ダブルヘダーのメイン・スポンサーはハイヴィー。ここ数年間にアメリカ中西部で大躍進を遂げているスーパーマーケット・チェーンだ。2021年にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのスポンサーになってインディーカーの世界へ。今年はNASCARシリーズのアイオワ・スピードウェイでのレースでもメイン・スポンサーを務めた。
 ハイヴィーはアイオワ発祥で、今ではイリノイ、カンザス、ミネソタ、ミズーリ、ネブラスカ、サウス・ダコタ、ウィスコンシン、インディアナと9つの州にお店を展開中。その数は280にもなる。そしてさらにケンタッキー、テネシー、アラバマにも出店を計画中らしい。伸び行くハイヴィーは、今年の秋のミルウォーキーのダブルヘダーでもタイトル・スポンサーを務める。

2024年7月17日水曜日

2024INDYCAR レポート R10 ハイヴィー・ホームフロント250/R11 ハイヴィー・ワンステップ 250 フォトリポート その1:ハイブリッド・マシンのリヤ・ウイングをチェック

 

ジョセフ・ニューガーデンのリヤ・ウィング。エンドプレイト上端にLEDライトなし。ウィングのステイの下、ギヤボックスの後端に装備されているアッティニュエイターの後ろにLEDの丸型ライトx10は着けられているけど……。ハイブリッド化されたミッド・オハイオから、アッティニュエイターのサイドに"INDYCAR HYBRID”のディカールが貼られるようになった。Photo:Masahiko Amano

2024年7月14日日曜日

2024 INDYCAR レポート R10 ハイヴィー・ホームフロント250 フォトリポート

 

GAORAのミッド・オハイオからの放送に顔を出してくれたインディー500で2勝のアリー・ルイエンダイク(左)と、ミッド・オハイオ、セイント・ピーターズバーグ、トロント、ポートランドのプロモーターをケヴィン・セイヴォリーと務めて来ているキム・グリーン。カメラを向けたら、肩を組んでくれた。アリーは私にとって特別な存在。初めて取材したインディー500でのウィナーが彼なので。カールしたロング・ヘアーで、実にかっこよかった。その彼が教えてくれた。「1987年、へメルガーン・レーシングで私のマシンのクルーチーフを務めていたのがキムなんだよ」。Photo:Masahiko Amano

2024年7月4日木曜日

2024 INDYCAR レポート R9 ホンダ・インディ200・アット・ミッド‐オハイオ:ハイブリット化、その仕組みと、ハイブリッド・インディーカーの進む方向は?

Photo:Honda News.com

 ミッド‐オハイオ戦でいよいよインディーカーはハイブリッド時代に突入 

 遅れに遅れてきたインディーカーのハイブリッド化がついに叶います、2024年シーズンどん真ん中の今週末のレースで。
 インディーカーの新パワー・ユニットは、インターナル・コンバスチョン・エンジン(ICE)から、ICE+エナジー・リカヴァリー・システム(ERS)のハイブリッドになります。ブレーキングで発生するエネルギーをジェネレーターで電気に換えてスーパーキャパシターに蓄え、貯めたパワーをモーターを介して後輪に伝えるシステムが搭載されます。ICE+ERSの効率の良さは、これからインディーカー・レースというモータースポーツの世界でさらに磨き上げることが期待されるわけです。

2024年7月2日火曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R9ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ:後半戦の前にエア・フォース・ミュージアムを探訪!

 

   ラグナ・セカの後、ミッド・オハイオに一番近い大都市はオハイオ州コロンバスだけれど、その70マイルほど西のオハイオ州デイトンに飛んだ。到着翌日に向かったのはナショナル・ミュージアム・オヴ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・エア・フォース。インディアナポリスからコロンバスへとインターステイト70を初めて走ってから35年目にして、ようやく見学を実現させることになった。広大なライト・パターソン・エア・ベースにあるミュージアムは、巨大格納庫x4とそれを繋ぐ通路で構成されていて、広さは104,000平方メートルというから東京ドームの2.2倍以上もあって、350機以上の飛行機が展示されている。企業や個人からの献金で運営されていて、観覧も駐車も無料っていうのにはビックリ。Photo:Masahiko Amano

2024年6月29日土曜日

2024 INDYCAR フォト・レポート R8 ファイアストン・グランプリ・オヴ・モントレー その2

 

第7戦の行われたウィスコンシン州のロード・アメリカ界隈では今年のガソリン最安値=1USガロン/3ドルを目撃したが、第8戦の開催されるラグナ・セカはガソリン価格がアメリカで一番高いことで知られるカリフォルニア州。帰りがけに泊まった街での価格はレギュラー(洗車なし)で5ドル39セントだったが、サーキットの近くでは5ドル75セントって値段も見た。1ドル150円で計算すると、5ドル39セントの方でも1リッターあたり213.5円以上!
よく排気量6.2リッターとか5.8リッターV8のピックアップとか載ってるよな、カリフォルニアの人たち Photo:Masahiko Amano

2024年6月28日金曜日

2024 INDYCAR フォト・レポート R8 ファイアストン・グランプリ・オヴ・モントレー その1

ラグナ・セカのメイン・ストレートにかかる橋、去年から”MISSION”がメイン・スポンサーになってる。”ミッション・フーズ”といえば今や世界最大のトルティーヤ・メーカー。起源はロス・アンジェレス郊外。てっきりメキシコかと思ってた。アロウ・マクラーレンにはパト・オーワードがいるし、ファン・パブロ・モントーヤが走った時にスポンサーになってこともあったので(彼はコロンビア人だけど)Photo:Masahiko Amano

とあるスーパーのトルティーヤ売り場=ほぼ全商品がミッション製品だった Photo:Masahiko Amano

2024年6月9日日曜日

2024 INDYCAR レポート R7エクスペル・グランプリ・オヴ・ロード・アメリカ フォトレポート

 

ウィスコンシン州は酪農の州。名産品の牛乳や牛肉を使ったファストフード・チェーン=カルヴァースが生まれ、最近は他州にも多くの店を出している。ハンバーガーも美味しいが、私はフィッシュ&チップス(メニューには”ノース・アトランティック・コッド・ディナーと載っている)が気に入っている。2ピースと3ピースがある。コールスローとフレンチ・フライつきなので、2ピースで十分お腹いっぱいになる=税込みで13ドルぐらいだったかな。シェイク、アイスクリームの類は種類もフレイヴァーもいろいろアリ Photo:Masahiko Amano

2024年5月24日金曜日

2024 INDYCAR フォトレポート 第108回インディー500 予選後 その2

 

インディーカー、ついにハイブリッドになります。第9戦ミッド・オハイオから。開幕戦からの予定だった導入はならず。しかし、”来年までは待てない!”、”できるだけ早く!!”と前代未聞のシーズン途中での投入に。しかし、その発表をインディー500の開幕にぶつけたのは、謎。すべてのメディアがインディー500にフォーカスしている時で、ハイブリッドをスペースや時間を割く余裕がある媒体は少ないのでは?  ファンも”いまはそっちじゃない”って感じと思う。このディスプレイは、ハイブリッド導入を祝うメディア向けパーティの会場に展示されていたもの。エンジンとギヤボックスの間に入るベル・ハウジング=長さは30cmほど=の中にHRCの開発したキャパシター、シヴォレーの開発したモーター・ジェネレイター・ユニットがすっぽり収まっている。ここはハイブリッド・システムを搭載に最も適した、最も安全な場所。マグネシウム製で超・堅牢。大クラッシュでもダメージを被ることはない。Photo:Masahiko Amano

2024 INDYCAR フォトレポート 第108回インディー500 予選後 その1

 

2024年5月19日日曜日

2024 INDYCAR フォトレポート 第108回インディー500 QF ウィークエンド

 

走行を終えて記者会見場へと移動する佐藤琢磨と、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのPR担当キャシー。その向こうに歩いている松本カメラマンが見える Photo:Masahiko Amano

2024年5月17日金曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R5 108th インディー500 Day2 その2

今年の”マンス・オヴ・メイ”のチケット価格。その1
ソンシオ・グラン・プリの決勝日指定席が59〜129ドル。これはお値打ち価格では?
右側が第108回インディアナポリス500マイルのチケット。プラクティス=25ドル/日。予選日=35ドル/日。カーブ・デイ=50ドル(ピット・ストップ・コンテスト、ファイナル・プラクティス、コンサートも……と結構お得)。レジェンズ・デイ=20ドル(出場ドライヴァー全員+有名ドライヴァーたちも参加のサイン会、公開ドライヴァーズ・ミーティングがあり)。スネイク・ピットは申し訳ないですが、詳細不明。VIPリストバンドが234ドルとか高額なのは、コンサートとかアリ……か、と。Photo:Masahiko Amano

2024年5月16日木曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R5 108th インディー500 Day2

 

5月14日(火曜日)、第108回インディアナポリス500マイルのプラクティス初日。朝9時走行開始予定ってことで、サーキットには7時半に”出勤”。その時の空がこんな感じPhoto:Masahiko Amano

2024年5月15日水曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R4 ソンシオ・グランプリ :マンス・オヴ・メイ その2

 

ソンシオGPに往年のドライヴァー=ウィリー・T・リブスが現れ、ピット・ロードでゴルフ・カートに乗るマイケル・アンドレッティとチャット。マイケルは大サービスの笑顔。ウィリーの帽子のロゴには気づいていないらしい。 Photo:Masahiko Amano

2024 INDYCAR フォトレポート R4 ソンシオ・グランプリ :マンス・オヴ・メイ  その1

 

フリーウェイ1-465からインディアナポリス・モーター・スピードウェイへの一本道=クロフォーズヴィル・ロードを走り出してちょっと行った交差点に去年だか今年できた新しいサイン。夜はこんなカラフルに光る。SPEEDWAY INDIANA となっているのは、1909年創業の伝統あるレーシング・コース周辺の小さなエリアはインディアナポリスの一部ではあるが、”スピードウェイ”という町名が特別に与えられているから Photo:Masahiko Amano

2024年5月11日土曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R3 チルドレンズ・オヴ・アラバマ・インディー・グランプリ その2

 

今回はバーバー・モータースポーツ・パークでのレース取材、お隣りのジョージア州アトランタの空港利用とした。2時間プラスのドライヴィング。ただし、アトランタは東部時間で、バーミンガムは中部時間てところに注意が必要。ハーツで借りたのはヴォルヴォXC40というハイブリッド車。電気自動車も人気のヴォルヴォだが、先進を気取り過ぎてるのか、携帯電話を繋ごうとしたらUSB-Cタイプのジャックx2個のみで、USB-Aがない。 まだそんなに普及してないでしょ、Cタイプ。仕方なく、ラヴスというトラック・ストップで充電コードを購入
Photo:Masahiko Amano

2024年4月28日日曜日

2024 INDYCAR フォトレポート R3 チルドレンズ・オヴ・アラバマ・インディー・グランプリ

 

ロング・ビーチとバーミンガムの間に洗濯を……と計画していた。今回は初めて泊まるホテルだったが、ロウンドリーがあって助かった Photo:Masahiko Amano

2024年4月23日火曜日

2024 INDYCAR Photoレポート R2 アキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチRace Day その2

 

素晴らしい戦いぶりでACURAグラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチを制し、今シーズン初勝利のチェッカード・フラッグを受けるスコット・ディクソンのPNCバンク/チップ・ガナッシ・レーシング/ダラーラIR18・ホンダHI18TT Photo:Honda Racing          

2024年4月22日月曜日

2024 INDYCAR Photoレポート R2 アキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチRace Day

 

予選は22位とイマイチ振るわなかったが、レースで実力を発揮。オーヴァーテイクもそこそこ見せて11位フィニッシュ。ザ・ビッゲスト・ムーヴァー(最も順位を上げた)賞に輝いたルーキーのテオ・プルシェール(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)。完走をチームと喜んでいたところにトロフィーが届き、この笑顔。台4戦インディーGPに出場する可能性あり Photo:Masahiko Amano

2024 INDYCAR Photoレポート R2 アキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチ :その2

 

ロング・ビーチはアメリカン・ホンダの本拠地トーランスのすぐ南=ホンダにとってはホーム・レース。アメリカン・ホンダのモータースポーツをスタートさせ、インディーカー・プロジェクトのために発足したホンダ・パフォーマンス・デヴェロップメントの初代社長を務めたトム・エリオット(左)と、初代ジェネラル・マネジャーのロバート・クラーク(後にHPDの社長に)は毎年このレースに姿を見せている Photo:Masahiko Amano

2024 INDYCAR Photoレポート R2 アキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチ :佐藤琢磨、モータースポーツ・ウォーク・オヴ・フェイム入り!

 

佐藤琢磨がグラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチの殿堂入りを果たし、GP開催前の木曜日にセレモニーが行われた。2013年LBGPウィナーの琢麻は日本人初の”ウォーク・オヴ・フェイム”入り。多様性を重視するロング・ビーチ市とあってキャサリン・レッグが女性ドライヴァーとして初めての殿堂入り Photo:Masahiko Amano