2023 INDYCAR レポート R14 ギャラガー・グランプリ プレビュー：5月のGMRグランプリではパロウ圧勝！ しかしインディー・ロードコースで春・夏連覇したドライバーは皆無

今週末はギャラガー・グラン・プリ。インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコース（全長2.439マイル/時計回り）で今シーズン行われる2戦目。レース距離＝85周は5月のGMRグラン・プリと同じ。

　もうシーズンも残すところ4戦。その内訳は、今週末のインディアナポリスを含めたロードコースでの3戦と、ショート・オーヴァル1戦＝ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ（セイント・ルイス郊外）。今のスケジュールは、常設ロードコースを得意とするドライヴァーにとって有利なものになっている。

　今年のインディーカー・シリーズでは、1シーズンに2レースが行われるコースがふたつある。その最初がアイオワの8分の7マイル・オーヴァル＝ダブルヘダーで、それらはジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー/シヴォレー）が連勝を飾った。インディアナポリスはふたつの週末に分かれての2レース開催。5月のレースで買ったアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ）が、今週末も勝つ可能性は十分にある。
　5月のレースでのパロウの勝ち方は完勝に近かった。54周をリードしての勝利。振り返れば、あのレースがパロウに大きな勢いをつけ、インディアナポリス500でポール・ポジション獲得、デトロイト＋ロード・アメリカ＋ミッド・オハイオ3連勝が実現された。インディアナポリス/ロードコースでの2戦目を前に、パロウはランキング2番手以下に84点もの大差をつけている。

インディアナポリス/ロードコースの過去のレースをチェック

2023年5月
優勝：アレックス・パロウ
2位：パト・オーワード
3位：アレクサンダー・ロッシ
スコット・ディクソン：6位
ニューガーデン：7位
マーカス・エリクソン：8位
PP：クリスチャン・ルンドガールド：1分09秒3321

2022年7月
優勝：アレクサンダー・ロッシ
2位：クリスチャン・ルンドガールド
3位：ウィル・パワー
ニューガーデン：5位
スコット・ディクソン：8位
マーカス・エリクソン：11位
PP：フェリックス・ローゼンクイスト：1分10秒2265

2022年5月
優勝：コルトン・ハータ
2位：シモン・パジェノー
3位：ウィル・パワー
スコット・ディクソン：10位
ニューガーデン：25位
マーカス・エリクソン：4位
PP：ウィル・パワー：1分09秒7664

2021年8月
優勝：ウィル・パワー
2位：ロマイン・グロジャン（コイン）
3位：コルトン・ハータ
ニューガーデン：8位
マーカス・エリクソン：9位
スコット・ディクソン：17位
PP：パト・オーワード：1分10秒7147

2021年5月
優勝：リナス・ヴィーケイ
2位：ロマイン・グロジャン（コイン）
3位：アレックス・パロウ
ディクソン：9位
ニューガーデン：4位
エリクソン：10位
PP：グロジャン（コイン）：1分09秒4396

・過去2シーズンで春、夏2レースの両制覇を果たした者はゼロ。
・2021年からの5レースで2勝しているドライヴァーもいない。
・このコースを得意としている……と表現してよさそうなのは、
　ロッシ、パロウ、ハータ、ルンドガールド、グロジャン、オーワード、パワー
・現在ポイント・ランキングで2番手にいるニューガーデンは、表彰台が1回あるものの、このコースとの相性はあまり良くない。ポイント3番手のディクソンはニューガーデン以上にこのコースで成績を出せておらず、ポイント4番手のエリクソンはさらに悪い（過去2シーズンで見て）。


　ポイント・リーダーのパロウはレース・ウィークエンドを前に以下のようにコメントしている。
　「インディアナポリスに戻ってのレースをとても楽しみにしている。5月に勝っているレースだが、あの週末は本当に素晴らしく、5月全体、さらにはミッド・オハイオまでの良い流れを作ることとなった。先週のナッシュヴィルはとても大きなストレスのかかったレースとなっていたが、我々はとてもうまく戦い抜いて表彰台に上った。インディアナポリスでの2戦目は2デイ・イヴェントなので、やるべきことをすべて的確に行えるよう全力を尽くす。しかし、5月のレースで得たデータがあり、近頃のマシンのフィーリングは非常に良いので、5月に続く連勝を達成したいと考えている」


　週末のスケジュールは、金曜日の午前中にプラクティス1＝90分間。午後12時30分から予選。夕方4時からウォーム・アップ。土曜日は決勝レースのみ＝午後2時30分にグリーン・フラッグ。
　木曜日の時点での天気予報だと、金曜日が曇り/晴れで降雨確率15パーセント。土曜日は曇りで、降雨確率は38パーセント。
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　今週末はギャラガー・グラン・プリ。インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコース（全長2.439マイル/時計回り）で今シーズン行われる2戦目。レース距離＝85周は5月のGMRグラン・プリと同じ。

　もうシーズンも残すところ4戦。その内訳は、今週末のインディアナポリスを含めたロードコースでの3戦と、ショート・オーヴァル1戦＝ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ（セイント・ルイス郊外）。今のスケジュールは、常設ロードコースを得意とするドライヴァーにとって有利なものになっている。
　今年のインディーカー・シリーズでは、1シーズンに2レースが行われるコースがふたつある。その最初がアイオワの8分の7マイル・オーヴァル＝ダブルヘダーで、それらはジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー/シヴォレー）が連勝を飾った。インディアナポリスはふたつの週末に分かれての2レース開催。5月のレースで買ったアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ）が、今週末も勝つ可能性は十分にある。
　5月のレースでのパロウの勝ち方は完勝に近かった。54周をリードしての勝利。振り返れば、あのレースがパロウに大きな勢いをつけ、インディアナポリス500でポール・ポジション獲得、デトロイト＋ロード・アメリカ＋ミッド・オハイオ3連勝が実現された。インディアナポリス/ロードコースでの2戦目を前に、パロウはランキング2番手以下に84点もの大差をつけている。

インディアナポリス/ロードコースの過去のレースをチェック

2023年5月
優勝：アレックス・パロウ
2位：パト・オーワード
3位：アレクサンダー・ロッシ
スコット・ディクソン：6位
ニューガーデン：7位
マーカス・エリクソン：8位
PP：クリスチャン・ルンドガールド：1分09秒3321

2022年7月
優勝：アレクサンダー・ロッシ
2位：クリスチャン・ルンドガールド
3位：ウィル・パワー
ニューガーデン：5位
スコット・ディクソン：8位
マーカス・エリクソン：11位
PP：フェリックス・ローゼンクイスト：1分10秒2265

2022年5月
優勝：コルトン・ハータ
2位：シモン・パジェノー
3位：ウィル・パワー
スコット・ディクソン：10位
ニューガーデン：25位
マーカス・エリクソン：4位
PP：ウィル・パワー：1分09秒7664

2021年8月
優勝：ウィル・パワー
2位：ロマイン・グロジャン（コイン）
3位：コルトン・ハータ
ニューガーデン：8位
マーカス・エリクソン：9位
スコット・ディクソン：17位
PP：パト・オーワード：1分10秒7147

2021年5月
優勝：リナス・ヴィーケイ
2位：ロマイン・グロジャン（コイン）
3位：アレックス・パロウ
ディクソン：9位
ニューガーデン：4位
エリクソン：10位
PP：グロジャン（コイン）：1分09秒4396

・過去2シーズンで春、夏2レースの両制覇を果たした者はゼロ。
・2021年からの5レースで2勝しているドライヴァーもいない。
・このコースを得意としている……と表現してよさそうなのは、
　ロッシ、パロウ、ハータ、ルンドガールド、グロジャン、オーワード、パワー
・現在ポイント・ランキングで2番手にいるニューガーデンは、表彰台が1回あるものの、このコースとの相性はあまり良くない。ポイント3番手のディクソンはニューガーデン以上にこのコースで成績を出せておらず、ポイント4番手のエリクソンはさらに悪い（過去2シーズンで見て）。


　ポイント・リーダーのパロウはレース・ウィークエンドを前に以下のようにコメントしている。
　「インディアナポリスに戻ってのレースをとても楽しみにしている。5月に勝っているレースだが、あの週末は本当に素晴らしく、5月全体、さらにはミッド・オハイオまでの良い流れを作ることとなった。先週のナッシュヴィルはとても大きなストレスのかかったレースとなっていたが、我々はとてもうまく戦い抜いて表彰台に上った。インディアナポリスでの2戦目は2デイ・イヴェントなので、やるべきことをすべて的確に行えるよう全力を尽くす。しかし、5月のレースで得たデータがあり、近頃のマシンのフィーリングは非常に良いので、5月に続く連勝を達成したいと考えている」


　週末のスケジュールは、金曜日の午前中にプラクティス1＝90分間。午後12時30分から予選。夕方4時からウォーム・アップ。土曜日は決勝レースのみ＝午後2時30分にグリーン・フラッグ。
　木曜日の時点での天気予報だと、金曜日が曇り/晴れで降雨確率15パーセント。土曜日は曇りで、降雨確率は38パーセント。

以上