2023年4月2日日曜日

INDYCARレポート R2 PPG375 Day1 プラクティス1:テキサスのプラクティス1最速はスコット・マクロクリン

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 チップ・ガナッシ・レーシングの佐藤琢磨、いよいよ登場!

 今シーズン最初のオーヴァル・レース、PPG375のプラクティス1が行われ、28台のインディーカーが周回を重ねた。セイント・ピーターズバーグでの開幕戦に出場したのは27台。今回はそれにエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)の1台がプラスされている。チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダのカー・ナンバー11には、今回はマーカス・アームストロングではなく、佐藤琢磨が搭乗する。
 最初のセッション最速はスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)の23秒1690=平均時速223.747mphだった。昨シーズンのレースで2位フィニッシュした彼は、今日の60分間のプラクティスで40周を走行し、14周目に自己ベストを記録した。

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マクロクリンに次いで、アロウ・マクラーレン勢が続き
シヴォレーがトップ3独占

 プラクティス開始は午前8時という早さ。気温はまだ13℃にしか達していなかった。路面温度も13℃と冷たかった。日差しがあったことで、セッション中に気温、路面ともに少しずつ上昇。セッション終了時には気温が15℃、路面16℃となっていた。
 マクロクリンに続く2、3番手にはアロウ・マクラーレン/シヴォレー勢がつけた。パト・オーワードがトップと0.0238秒差の23秒1928=平均時速223.518マイル。アレクサンダー・ロッシはオーワードと0.005秒差の23秒1980=223.468マイルだった。このセッションではシヴォレー勢が1-2-3だった。


ホンダ勢最上位の4番手につけたのはハータ

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 4番手=ホンダ最速はコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)。タイムはトップと0.0445秒差の23秒2135。平均時速は223.318マイルだった。彼に続いたのはインディーカー参戦2年目のデヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート/ホンダ)=23秒2232/223.225mphだった。彼らアンドレッティ勢はセッションが終盤になってから自己ベストをマークした。
 6番手は昨年度のテキサス・ポール・ウィナー=フェリックス・ローゼンクイスト。アロウ・マクラーレン勢は3人がトップ6入りという上々の滑り出しとなっている。
 7番手にはカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)が来た。23秒2586=222.885mphをアイロットは自身の最終ラップ=44周目にマークした。


佐藤琢磨はチップ・ガナッシ勢トップの8番手タイム

 8番手は今回が今シーズン最初のレースとなる佐藤琢磨(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)。テストなしでの走行となったが、チーム内トップとなる23.2665秒222.810mphを43周回走行中の30周目に記録した。

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 琢磨のチームメイトたちは、テキサス5勝/PP2回のスコット・ディクソンが10番手、21年にPP獲得/ベスト・フィニッシュは4位のアレックス・パロウが13番手、昨年度インディー500ウィナーで昨年のテキサスで3位フィニッシュしているマーカス・エリクソンが19番手だった。
 ルーキーでは地元テキサス州のチーム=AJ・フォイト・エンタープライゼス/シヴォレーから出場するベンジャミン・ピーダーセンがトップと0.2364秒差の18番手でトップ。ツーリング・カーからスイッチして来て、今回がまったく初めてのオーヴァル・レースとなるアルゼンチン出身のアグスティン・カナピーノ(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)はトップと0.3762秒差の24番手だった。

レイホール勢、そしてエド・カーペンターレーシング勢も低迷

 このセッションでレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダは衝撃を受けたかもしれない。予選に向けてドラフティングを使わないよう注意を払っていた結果だったらいいのだが、彼らはグレアム・レイホール、ジャック・ハーヴィー、クリスチャン・ルンドガールドが26、27、28番手とタイム・シートの一番下に並んだ。最下位だったルンドガールドはトップとの差が0.8秒以上、すぐ上の27番手だったハーヴィとの間にも0.3898秒という”大差”がついていた。
 エド・カーペンター・レーシング/シヴォレーもコナー・デイリーが20番手、リナス・ヴィーケイが21番手、エド・カーペンターが25番手と下位に沈んだ。こちらもトウの効果を得られなかったために遅かった……ということならいいのだが。

佐藤琢磨の今季初走行後のコメントは次のレポートにて。

以上


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