2023年4月21日金曜日

2023 INDYCARレポート 4月20日 インディー500 オープンテスト Day1 プラクティス2:午後のプラクティスではジョセフ・ニューガーデンが最速

ニューガーデンはシェルのカラースキームで登場 Photo:Penske Entertainment (Walt Kuhn) クリックして拡大

ニューガーデン、午後に一気にスピードアップ

 インディー500用の合同テスト、午後2時からのセッションではエントリーしている33人全員が走った。ルーキーとリフレッシャーの走った時間帯に雨があり、30分ほど走行が短縮されたが、その後に雨は降らず、夕方6時30分まで走り込みは行われた。気温は28℃まで上昇。路面温度も最高41℃を記録した。
 最速はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)の227.686mph=39秒5281だった。彼は午前中のセッションでは11番手だったが、午後になって一気にスピード・アップ。最後には29周のロング・ランまで行い、今日の総ラップ数は115周にもなった。チームメイトたちは、スコット・マクロクリンが10番手、ウィル・パワーが13番手で午後の走行を終えていた。

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

デイリー、2番手タイムをマーク! 午後のセッションはシヴォレー1-2に

 もうセッションが終了する間際、最後の最後に2番手に浮上したのがコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)だった。タイムは39秒5664=平均スピードは227.466mph。彼は今日、145周とニューガーデン以上に走行を重ねていた。午前中のセッションでチーム・オーナー兼ドライヴァーでインディー500でのポール・ポジション獲得を過去に3回獲得しているエド・カーペンターが5番手につけ、デイリーも10番手とまずまずのスピードを出せていたが、セッション終盤に大きなドラフティングを手に入れてハイ・スピード・ラップを記録した。カーペンターは16番手、リナス・ヴィーケイは24番手だった。
 午前中はホンダの1−2−3だったが、午後はシヴォレーが1−2だった。

ホンダ勢最上位はディクソン! カークウッドも4番手タイムをマーク

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

 午後の3番手は過去2年連続でポール・ポジションを獲得(通算5回)している2008年のインディー500ウィナー=スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)が226.788mphをマーク。彼は午前中も7番手と上位につけていた。
 4番手は先週末のグラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチでキャリア初優勝を飾ったばかりのカイル・カークウッド(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)による226.727mphだった。彼は午前中は24番手。アンドレッティ勢の午前中のトップはコルトン・ハータの8番手。ロマイン・グロジャンは25番手、デヴリン・デフランチェスコは17番手。午前中は走っておらず、リフレッシャー・プログラムを終えて午後からライヴァル勢全員と初めて一緒に走ったマルコ・アンドレッティが11番手につけたが、グロジャンは午後も21番手と目立たず、デフランチェスコも30番手だった。

佐藤琢磨は48周を走行、38周目に5番手タイムと順調

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

 2回インディー500で勝っている佐藤琢磨(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)は、48ラップを走り、その38周目に39秒7764を記録。このラップの平均時速は226.265mphで、セッション5番手につけた。ガナッシでのインディ・テスト、2セッションを16番手、5番手で終えた琢磨。その滑り出しはまずまず順調と言っていいだろう。午後の走行ではディクソンがチーム内のトップで、琢磨ば2番手。午前中トップだったマーカス・エリクソンが午後は18番手で、午前中に3番手だったアレックス・パロウは、午後は8番手だった。各ドライヴァーのこなしたラップ数は、エリクソンが最多の156周。パロウが123周。ディクソンが91周だった。琢磨が最も少なかったのは、ひとつのセッティングの確認をどうしても行いたいというチームの意向があっためにガレージでの作業時間が長くなったからだった。

ドレイヤーのウィルソンが6番手と健闘

Photo:Penske Entertainment (Chris Jones)クリックして拡大

 スポット参戦のウィルソン(ドレイヤー&レインボールド・レーシング/シヴォレー)が6番手に食い込み注目を集め、彼の心強いチームメイト、2014年のインディー500で優勝しているライアン・ハンター-レイも14番手と良いポジションにつけて走行初日を終えた。
 9番手はパト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)。彼のチームメイトたちは、2013年のインディー500ウィナーであるトニー・カナーンが15番手。フェリックス・ローゼンクイストは20番手で、2016年のウィナー=アレクサンダー・ロッシが22番手だった。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿