ハータ、初日からの好調を維持
曇りがちな空の下、午前9時に始まったウォーム・アップ・セッション=ファイナル・プラクティスは、気温が25℃、路面温度29℃で、風は一昨日、昨日より穏やかなコンディションで行われました。
出場者たちはプライマリー・タイヤ、オルタネート・タイヤの両方を使い、30分間のセッションで周回を重ね、最速ラップとなる1分00秒5886をコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)が記録しました。セッション終盤、タイヤはオルタネートを使用してのことで、20ラップをこなしたうちの15周目に記録されました。
カークウッドが2位につけ、アンドレッティ勢1-2
3番手にはディクソン!
昨日は予選ファイナルでクラッシュしてしまったカイル・カークウッド(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)が同じくセッション終盤、22周したうちの19周目に1分00秒7213で2番手につけました。この時の彼もオルタネート・タイヤを装着していました。予選に続いてアンドレッティ・オートスポート勢が1-2。彼らとエンジニアリングで提携しているメイヤー・シャンク・レーシング/ホンダもエリオ・カストロネヴェスが4番手=1分00秒9833、シモン・パジェノーが1分01秒2490で9番手につけました。
彼らの間に割って入る3番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)=1分00秒8377。5番手はカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)による1分01秒0320でした。予選は失敗したアイロットですが、ウォーム・アップではシヴォレー勢のトップに立ちました。6番手はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)=1分01秒0405でした。
パロウとパワー、オルタネート・タイヤで好タイムをマーク
トップ6はすべてオルタネート・タイヤでベスト・ラップを記録していました。プライマリー・タイヤで最速だったのはアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)で、そのタイムは1分01秒1932でした。
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)は残り時間が2分を切ってからプライマリー・タイヤで8番手につける1分01秒2204をマークし、9番手は前述の通りパジェノー。トップ10のスポットはマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)による1分01秒2596=プライマリー・タイヤ使用でした。
マクラーレン勢のパフォーマンスは今一つ
ポール・シッターのロマイン・グロジャン(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)はプライマリー装着で1分01秒2888のベストを出して11番手。昨年度セイント・ピーターズバーグ・ウィナーで、昨日予選では6位だったスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)は014935のベストで17番手(プライマリー・タイヤ)。ルーキー最速はマーカス・アームストロング(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)の1分01秒4183=14番手(プライマリー・タイヤ)。昨日の予選でシヴォレー勢最速だったパト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)は22周を走りましたが、1分01秒5381のベスト(オルタネート・タイヤ)で19番手。マクラーレン勢はフェリックス・ローゼンクヴィストが20番手、アレクサンダー・ロッシが24番手とファイナル・プラクティスでのパフォーマンスは今ひとつでした。
決勝スタート時間の気温の上昇がカギ
ファイナル・プラクティス中に強い日差しが照りつけることはなく、気温は開始時から1℃しか高くない26℃で、路面もプラス1℃の30℃。日中の気温は28℃ほどまで上昇する予報が出されており、レース前に太陽が顔を出せば、路面の温度は一気に高まり、レースに大きな影響を与えることとなるでしょう。
以上
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