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チップ・ガナッシ、実に5個目のベイビー・ボーグ
ザ・サーマル・クラブでのNTTインディーカー・シリーズ・スプリング・トレイニング1日目が終えってすぐ、パドック内のパーティ会場(ミーティング・ルームと呼ぶにはあまりに豪華で、“こんなものまであるのか、会員制サーキットには”と感嘆)で2022年インディアナポリス500ウィナーであるマーカス・エリクソンと、そのチーム・オーナーのチップ・ガナッシにベイビー・ボーグ・トロフィーが授与されました。インディー500の優勝トロフィーはウィナーの顔の彫像が取り付けられますが、ウィナーたちが受け取るのはそのミニチュア版なのです。
エリクソンにとっては初のベイビー・ボーグですが、チップ・ガナッシにとっては5個目のトロフィーとなりました(2000年:ファン・パブロ・モントーヤ、2008年:スコット・ディクソン、2010、2012年:ダリオ・フランキッティ)。今年もチップ・ガナッシ・レーシングはインディー500の優勝・最有力候補です。ディクソンとエリクソンに加え、彼らより1回多く勝っている佐藤琢磨がチームメイトとなるからです。
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トロフィーを手にしてガナッシは、「私がインディアナポリス500に夢中になったのは5歳の時でした。1963年のパーネリ・ジョーンズの優勝したレースのフィルムを持って帰って来てくれ、私はそれを繰り返し何度も何度も見たんです。世界最大の、世界のベストのレースであるインディー500で優勝することは本当に難しく、素晴らしいことです。マーカス、私にこのトロフィーを獲得させくれてありがとう」と話しました。
エリクソン、ベイビー・ボーグを手に今シーズン全力で戦うことを高らかに宣言
続いて主役のエリクソンにトロフィーが授与され、彼は「インディー500で優勝できたことを誇りに思います。それはチーム・オーナーのチップ、チーム・マネジャーのマイク・ハル、メカニックやチームスタッフ全員、さらにはスポンサー、ホンダ、ガールフレンドやパーソナルマネジャー、トレーナーたちのおかげです。シーズン終了後の11月、ボーグウォーナーはあの大きなトロフィーを私の母国であるスウェーデンに持って来てくれました。自分の育った町でのイヴェントは自分が考えていたよりも遥かに盛大なものになりました。スウェーデンの人々は11月に外を出歩かないものですが、本当に驚くほど多くの人たちが集まってくれたんです。一生忘れることのできない最高の思い出になりました。私は今シーズンも全力で戦います。インディー500で二連勝すれば、チップはまたおおいに喜んでくれるでしょう」と笑顔でスピーチを締めくくりました。
以上
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