Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)
エリクソン、2日間通じての最速ラップをマーク
昨日に引き続き午前のセッションもホンダ1-2-3
カリフォルニア州パーム・スプリングス近郊のザ・サーマル・クラブ(全長2.9マイル)で開催されたNTTインディーカー・シリーズのスプリイング・トレーニング、走行2日目に最速ラップとなる1分38秒4223をマークしたのは2022年のインディー500ウィナー、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)でした。
走行開始時の気温は昨日とほぼ同じ12℃。それが午前中のセッション終了時には21℃にまで上がりました。雲に覆われた空の下、エリクソンがこのテストでの最速ラップをマークしました。
2番時計はクリスチャン・ルンドガールド(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)の1分38秒5682。昨日はクラッチ・トラブルで午後の走行を行えなかったカイル・カークウッド(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)が1分38秒7885で3番手につけました。今日の午前中のトップ3は、そのまま今回のテストのトップ3となりました。
午後のセッションで最速だったカークウッド
しかし、コースアウトでマシンを破損
午後は快晴。1時から4時の最終セッションでの最速はカークウッドの1分38秒8279でした。午前、午後ともにトップ3入りをし、速さは見せたカークウッドでしたが、午後にはコース・オフをしてマシンを傷め、走れたのは10周のみでした。マシンのトラブルで1日目に20周しか走れなかったのですから、2日目はもっと多くの周回を重ねたかったところでしょう。2日間のトータルが66周だったカークウッド。これはもちろんエントリー27台の中での最少ラップ数でした。
アイロット、午後に2番手タイムを出し
シヴォレー勢の面目を保つ!
最終セッションで2番手につけたのはカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング/シヴォレー)で、タイムは1分38秒8404、トップだったカークウッドとの差は0.0125秒でした。彼の健闘により、ホンダ勢の全セッションでのトップ3独占は阻まれました。昨日の午前中のセッション1が1−2−3で、午後のセッション2が1−2−3−4、2日目午前中のセッション3が1−2−3とホンダ勢が今回のテストでは優位を保ち続けていました。
アンドレッティ、チップ・ガナッシ勢の好調が目立ち
注目のマクラーレンは以外にも2日間不発
2日目午後の3番手はルーキーのマーカス・アームストロング(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)=1分38秒8409。4番手はアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)=1分38秒8718でした。5番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)。昨日の両セッションでトップだったコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)は、午前中が14番手、午後が7番手でした。
ホンダ・エンジン・ユーザーのアンドレッティ・オートスポートとチップ・ガナッシ・レーシングによる好パフォーマンスが目立ち、急激に実力を伸ばして来ているアロウ・マクラーレンが意外にも今回は不発……というスプリング・トレーニングでした。
以上
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