2023年2月11日土曜日

2023 ジャック・アマノのインディーな1日:1月30日 カリフォルニア サーマルクラブ テスト

LAXのアラモで出て来た三菱ミラージュ。日本でも売ってるそうで…… Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

マスクを外してロスに到着!


 インディーカーの開幕前・合同テスト取材のために渡米したのは1月30日でした。
 成田空港ではみんなマスク着用でしたが、機内に入ったら多くの人がマスクなしに。ユナイテッド航空のフライト・アテンダントさんたちは常時マスクを着けてましたけどね。
 GAORAのディレクターI氏と私の乗った飛行機が降り立ったのはロス・アンジェレス国際空港。今年のテストはそこから内陸に2時間ほど入ったパーム・スプリングス近郊にあるザ・サーマル・クラブというサーキットで行われます。

レンタル・オフィス前にはBMW、メルセデス・ベンツ、シヴォレー、フォード、フォルクス・ヴァーゲンのSUV、キャディラック、さらにはジープまでがズラリ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 3月初旬の開幕に向け、約1カ月前に合同テストを開催。タイミングは完璧ですが、この時期だと広大なアメリカでも温かな州って言ったらフロリダ、テキサス、アリゾナ、カリフォルニアぐらいのもの。今回は会員制サーキットのザ・サーマル・クラブがテスト会場に初めて選ばれたワケですが、この冬はカリフォルニアも天候が不順。昨年の開幕直前に行ったセブリングのテストもそこそこ寒かったし、温かなコンディションでのテストってないものねだりなんですね、結局のところは。

今年最初のレンタカー、三菱ミラージュで訪れた
NHRAミュージアムは残念なことに休館日


 午前11時に着陸。イミグレーションは空いていたし、荷物もすんなり出て来たので、ディレクター氏御用達のアラモ・レンタカーで三菱ミラージュを借り出して出発したのがだいたい正午。青空が広がって来ました。しかし、それも束の間。天気は悪化し始めて、小雨までパラパラと……。カリフォルニアらしい温暖な気候を期待してやって来たんですけどね。

NHRAミュージアムがあるのはポモナという町。ここにメッカというべきドラッグ・レース用のコースがあります Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 超レース・エンスージアストのI氏による提案で、ほぼ通り道沿いにあるポモナのNHRAミュージアムに寄ること。しかし、行ってみたら休館日でした。残念。閉ざされた門の向こうにリチャード・ペティのプリマス・バラクーダが見えたのは大きな救いでした(隣りにあったトヨタ・セリカについては情報なし)。
 ストック・カー200勝の“キング”がドラッグ・レースに出ていたことは、アメリカでもあまり知られてません。I氏も驚いてました。1965年にエンジンがパワフル過ぎると出場禁止にされ、クライスラーとペティは抗議のためにボイコット。その年だけドラッグ・レースに出たんです。

イン・エヌ・アウト・バーガーってカリフォルニアにできた初めてのドライヴ・スルー・ハンバーガー・スタンドなんですよね。オンタリオ空港近くの店はドライヴ・スルー・ウィンドウのみでした。2レーンの間にある小さな建物の中で調理している。このすぐ前に寄ったポモナも同じだった。もう何軒も行って来たIN-N-OUTだけど、ダイニング・ルームなしは今回が初めて。もしかしたら、これが彼らのオリジナルの形態?
二軒とも発祥の地ボールドウィン・パークからそう遠くないんで、長いことやっている店ってことなのかも Photo:Keiichi Inamine クリックして拡大

 2時過ぎ、オンタリオ空港近くでランチ。LA近郊発祥、カリフォルニア以外にあまり店を出してない人気ハンバーガー・チェインのIN-N-OUT(イン・アンド・アウト)にて。ダブル・チーズ・バーガーとフレンチ・フライのコンボをオーダー。
 
パーム・スプリングスには何百本(?)も風力発電の風車が立っています。Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

  I-10を進んで、風力発電の風車が両側に林立する異様な景色が見えて来たら、そこがパーム・スプリングスです。食事&寄り道のために4時間ぐらいかかりましたが、空いてる時間帯ならLAから2時間ちょっとのはずです。

泊まりはロードウェイ・イン&スイーツ。全力で昔ながらのモーテル Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 今回の泊まり先はインディオという小さな町のロードウェイ・イン&スイーツ。一階建の長屋で、クルマは部屋のすぐ前に停めることができる、街道のモーテルの王道的な造り。周りの景色も含め、かなりの西部感が漂ってました。室内外ともに最近リモデルをしたらしく、快適でした。

このツアー最初の夕食はアウトバック・ステーキハウスにて。ディレクター氏は小さめのステーキを頼んでましたが、私は脂身も多いリブアイが好きで、そちらには小さめサイズってないんです。サイドはバターの乗ったベイクト・スウィート・ポテト。ディレクター氏もサイドは同じものを注文 Photo:Keiichi Inamine クリックして拡大

 年に2回ぐらいしか来ないディレクター氏が一緒ということもあり、アメリカ到着のディナーはステーキと決定。ネットで地元の店を……と調べたら、高そうなところしか引っ掛からなかったので、全米チェインのアウトバック・ステーキハウスへ。昼がハンバーガーで夜はステーキ。あと4泊の食生活はいったいどんなものになるのか……。

14オウンス(約400グラム)のリブ・アイ・ステーキは骨なしで25ドルぐらい。サイドはベイクト・スゥイート・ポテトと、写ってませんがシーザー・サラダを選択。骨つきの方がオイシイけれど、そっちは22オウンス(約625グラム)のビッグ・サイズ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
以上

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