2022年8月6日土曜日

2022 INDYCARレポート R14 ビッグ・マシン・ミュージック・シティ・グランプリ Day1 プラクティス1:ナッシュヴィルのプラクティス1でルーキーのクリスチャン・ルンドガールドが初のセッション・トップ

ルーキーのルンドガールドがインディーカーキャリア初のセッショントップに Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

昨夏とは一変、過ごしやすいコンディションで走行スタート
天気予報によると週末の降雨確率は高い……


 ナッシュヴィルといえば、去年のレース・ウィークエンドが強烈な酷暑だったことを思い出す。今日、金曜日の3時過ぎに始まった今年のプラクティス1は気温が31℃、路面温度が41℃というコンディションで始まった。雲が出たり、風が吹き寄せたり……で去年に比べると随分と過ごし易かった。
 今週のナッシュヴィルは降雨確率が高いとの予報が出ている。今日も午前中の時点では90パーセントと雨は避けられない状況と見えていた。しかし、幸いにも雨雲はサーキット上空を避けて通り、インディーカー出場27台はドライ・コンディションで周回を重ねることができていた。ダウンタウンの南側では午前中に強い雨があり、午後にはかなり激しい雨に見舞われたエリアがあったといういことだ。明日、明後日ともに引き続き降雨確率は高めだ。

2022年7月31日日曜日

2022 INDYCARレポート R13ギャラガー・グランプリ Race Day:インディー500とブリックヤード400ウィナー集合

 

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

超豪華!!  レース界のレジェンドから今日走行する現役まで
IMSで栄光を刻んだスター・ドライバーが勢ぞろい!

 今朝、インディーカーのウォーム・アップ・セッションとNASCARカップ・シリーズのプラクティスのインターヴァルにレンガの敷き詰められたコントロール・ライン上にインディー500とブリックヤード400(2021年からはヴェライゾン200)のウィナーたちがズラリと並んだ。その数、22人。インディー500ウィナーが13人とブリックヤード400ウィナー9人。両レースで勝っている人はいない。

2022 INDYCARレポート R13 ギャラガー・グランプリ Race Day 決勝:アレクサンダー・ロッシが2019年6月以来となる優勝

 

思い描いたものとは全く違う状況に直面してきた日々にロッシはこの勝利でピリオドを打った。「今日勝てたことで、また勝てると考えられる状況に自分たちは戻ることができたと思う」Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

 3年あまりの雌伏、さらに来季の移籍決定を経て
ついに優勝!


 アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は今日キャリア8勝目を挙げた。
 デビュー年だった2016年に第100回インディー500で優勝。2年目にはワトキンス・グレンで、3年目にはロング・ビーチとミッド・オハイオでライヴァル勢を圧倒するポール・トゥ・ウィン。ポコノでシーズン3勝目を挙げてランキング2位となった彼は、さらに勝ち星を重ねてチャンピオンになるもの……と考えられていた。

2022 INDYCARレポート ギャラガー・グランプリ Race Day ファイナル・プラクティス:決勝日のファイナル・プラクティスではジョセフ・ニューガーデンが最速

Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

二ューガーデン、走行全車の中で最も少ない周回数で
きっちりとトップタイムをマーク


 今週はインディーカーとストックカー2シリーズの共催で、インディカーのレースは土曜の午後12時半スタートとあって、ファイナル・プラクティスは朝8時15分と異例に早いスタートだった。走行はいつもと同じく30分間。問題は気温が19~21℃、路面温度も26~27℃と低かったところ。今日は曇りがちの空になるとの予報も出ているが、レース時の気温は27℃ほどで、路面は昨日の予選時のように53℃まで行くことはない可能性が高いが、50℃近くまでは上がると見られている。
 その涼しいコンディションでのプラクティス、最速ラップはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が記録した1分10秒9281だった。もちろんブラック・タイヤ使用でのラップ・タイム。周回数15周は出場25台の中で一番少なかったが、予選5位の彼はそのうちの12周目にキッチリとベストを出してきた。