Photo:Penske Entertainment (Travis Hinkle)クリックして拡大
パロウ、ブラック・タイヤで昨日のベストを更新
昨年度チャンピオンだが今年は1勝もまだ記録できていないアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)がラグナ・セカでのプラクティス2で最速ラップをマークした。昨日のプラクティス1よりさらに涼しいコンディション(気温が17~19℃)となったセッションではブラック・タイヤの使用しか許されないが、レッド・タイヤで出された昨日のベストを上回る1分11秒3847をパロウはマークした。チームとの契約問題の最中にあるが、2番手にコンマ3秒以上の差をつけてのトップ・タイムをマーク。マシンの仕上がり具合は良いので、今年初のポール・ポジション、さらには今シーズン初優勝を飾る可能性が出てきた。
好調アンドレッティのロッシが2番手タイム
3番手にはポイントリーダーのパワーが!
2番手のタイムをマークしたのはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。彼のベストは1分11秒6920だった。
そして3番手がポイント・リーダー=現時点で2022年のシリーズ・タイトルに最も近いところにいるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=1分11秒7183。彼はセッション終了が近づいてからフレッシュ・タイヤを投入し、自身の最終ラップでベストを記録した。
ニューガーデンはパワーに僅差の4番手
ディクソンもマシンを向上させ6番手に浮上
20点差をひっくり返しての逆転タイトルを狙っているジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)も、セッション終了間際、パワーと同タイミングでコース・インし、1分11秒7973を出して4番手につけた。こちらも自身の最終ラップ。彼らチームメイト同志のタイム差は0.0790秒しかなかった。
5番手はこのイヴェントでの3連勝を実現する可能性を持っているコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)=1分11秒8497。
そして、ニューガーデンと同点、パワーと20点差でポイント・スタンディング2位タイにつけているスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分11秒9192を自身の最終ラップでマークして6番手につけた。
ルーキー勢も好調!ルンドガールドを筆頭に
アイロット、マルーカスがトップ10に
7番手はルーキーのクリスチャン・ルンドガールド(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分11秒9463。8番手はシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)=1分11秒9514。そして、9番手はプラクティス2で最初に1分11秒台を出したルーキーのカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング)。彼のベストは1分11秒9899だった。
10番手もルーキーだった。デイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)が終盤に1分12秒1209を記録したのだった。プラクティス2では一時期アイロット、ルンドガールド、マルーカスの3人がトップ3を占めていた。
前戦ポートランドのウィナー、スコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)は18番手、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はそれよりさらに後方の20番手と苦戦中。
佐藤琢磨はセッション後半タイムアップできず21位
「もうワンステージ、マシンをよくしたいですね」
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)もセッション半ば過ぎにトップ10入りしていたが、最終的な順位は21番手となった。1分12秒8304のベストは22周を行ったうちの14周目に記録された。
「マシンは昨日よりも良くなっていると思います。最後に新しいタイヤを入れなかったので、タイムを向上させることはありませんでしたが。多くのチームが終盤にフレッシュでタイムを出していたと思います。このセッションに新しいのを2セット入れたところも多いでしょう。自分たちはセッションの中盤に新しいタイヤを投入し、そこでベストを出しました。この後、もう1ステージ、マシンを良くしたいですね。セッティングの方向性は見えて、逆にダメな部分も見えたので、予選に向けてはそこのバランスを取ったセッティングにして行きます」と琢磨は話していた。
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