Photo:Penske Entertainment |
パワー、セッション終了近くにトップ・タイムをマーク
ミズーリ州の大都市セント・ルイスからミシシッピ川を渡ったところ、イリノイ州マディソンにあるワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ=通称ゲイトウェイでの最初のプラクティスは快晴に恵まれ、気温は29〜30℃、路面温度は46〜50℃というコンディションとなった。
全長1.25マイルの非対称オーヴァルで記録された最速ラップはポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)による24秒9254=180.539mphだった。このラップは1時間のセッションが終了する5分ほど前に記録された。パワーは47周を走り、46周目がベストだった。
パロウが2番手、3番手にはローゼンクヴィスト
2番手はポイント・スタンディング5番手のアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)=180.208mh。
3番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)=180.065mh。
4番手はスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)=180.042mph。
5番手はポイント・ランキング3番手のマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング=180.042mph。
チーム・ペンスキーがトップ5に2人。もうひとりのペンスキー・ドライヴァー、ポイント・ランキング4番手のジョセフ・ニューガーデンは8番手につけた(=179.660mph)。
チップ・ガナッシ・レーシングもトップ5に2人。こちらはポイント・スタンディング2番手のスコット・ディクソンが10番手、ジミー・ジョンソンはオーバルだというのに最下位の26番手と今回は大きく出遅れている。
ローゼンクヴィストのチームメイト、パト・オーワードは6番手=180.012mph。
7番手にはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が食い込んだ=179.713mph。
佐藤琢磨、トップ10圏内で週末をスタート
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)はチェッカー・フラッグが振られたラップ、彼にとっての46周目に25.0657秒=平均時速169.528mphをマークし、9番手となった。
アンドレッティ・オートスポート勢が今回は上位にいない。ルーキーのデヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)がベストの11番手=179.087mph。彼は先週ルーキー用テスト・デイにここを走っている。コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が12番手で、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が14番手。彼らの間の13番手は琢磨のチームメイトのデイヴィッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)。
Photo:Penske Entertainment |
走行後の佐藤琢磨のコメント:
「みんな速いねぇ。今回、自分たちは”タブ”を変えて来ています。少しおかしいことが続いたので。今回のタブだと重りを乗せないと最低重量を下回ってしまう。これまで使ってきたタブはそれだけたくさん修理をして重くなっていたということです。フロントウィングの確認もしたかったけれど、セッション中にウィングを交換してのバック・トゥ・バックのテストをするとインディーカーのテックに怒られるというので、やってません。そこはデータで確認するしかないですね。壊れた場合とかはよいけれど、理由もなく交換てできないんですよ。レギュレーションではないんだけれど、禁止されているということです。クルマのフィーリングはセッションの中で良くなって行きましたが、もうちょっと自信を持ってコーナーに飛び込めるものに変えたいところです。1時間のセッションでやりたかったことは全部やれましたが、限られた時間に向けて作ったプログラムをギリギリこなしたという感じでした。最後のラップでベストが出ましたが、本当はアタック2周目だった次の1周も走りたかった。1周分時間が足りなかったということですね。予選に向けては、もうちょっとスピードを乗せてコーナーに入って行けるようにしたいと考えています。いまだと、コーナーに入ってから”曲がれるんだ”ってなんとなくわかるんだけど、そこに行くまでに高い位置からエイペックスに落ちて行くっていう走りができていないんですよ。ここの予選はいつもドキドキだけど、やるしかないです。マシン・セッティングのステップは良い方向に進んでいるので頑張ります」。
以上
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