2022 INDYCARレポート R5 GMR グランプリ Day1 プラクティス１：インディのロードコース、プラクティス1最速はアレックス・パロウ

 パロウ、セッション終盤2セット目のタイヤを投入

　インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコース（全長2.439マイル）でのシリーズ第5戦、GMRグランプリのプラクティス1が快晴下で45分間行われ、昨年のシリーズ・チャンピオン、アレックス・パロウ（チップ・ガナッシ・レーシング）が1分10秒4555の最速ラップをマークした。彼はこのセッションで18周を走ったが、ベストはその最終ラップに記録されていた。2セット目のタイヤを投入した……ということのようだ。

ルーキーの中で存在感を見せつつあるアイロット。インディーのロードコースでも好発進　Photo:Penske Entertainment

2番手にはルーキー、アイロット！
トップから3番手のパワーまでその差わずか0.0772秒

　2番手はカルーム・アイロット（フンコス・ホリンジャー・レーシング）。彼はルーキー・セットがあるので、このセッションで2セットを使用。19周を走り、その16周目にベストとなる1分10秒4593をマークしてトップに立った。しかし、セッションの最後の最後にパロウが彼を上回った。両者の差は0.0038秒！
　3番手はウィル・パワー（チーム・ペンスキー）＝1分10秒5277。これもトップとの差は0.0722秒しかなかった。トップ3はコンマ1秒の中に収まっていたのだ。
　4番手に来たのはグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）＝トップと0.1570秒差。
　5番手以下はフェリックス・ローセンクヴィスト（アロウ・マクラーレンSP）、マーカス・エリクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）、シモン・パジェノー（メイヤー・シャンク・レーシング）と続き、ここまでがトップから0.3秒以内。
　8、9、10番手はジャック・ハーヴィー（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）、エリオ・カストロネヴェス（メイヤー・シャンク・レーシング）、コルトン・ハータ（アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン）でハータとパロウの差が0.3797秒。

オーワードはトップ10に入れず
ニューガーデン、マクロクリンは16、17位
佐藤琢磨は22番手に

　バーバー・モータースポーツ・パークでの第4戦ウィナーで、昨秋のインディー・ロードコースでポール・ポジションだったパト・オーワード（アロウ・マクラーレンSP）は11番手。バーバーでPPだったリナス・ヴィーケイ（エド・カーペンター・レーシング）が21番手。
　ポイント・ランキング２、３番手につけているスコット・マクロクリンとジョセフ・ニューガーデン（ともにチーム・ペンスキー）はマクロクリンが17位、ニューガーデンが16位。
　去年の5月にここでPPを獲得しているロマイン・グロジャン（アンドレッティ・オートスポート）は12番手。
　佐藤琢磨はこのセッション22番手。
　「クルマのフィーリングは良く、安定しているのだけれど、今のセッションではコーナーに入って行かない状況だった」と琢磨は話していた。

　プラクティス開始時の気温は21℃で、終了時は24℃まで上がっていた。路面も31℃から36℃に上昇。プラクティス2はさらに暑くなりそうだ。
以上