2022年3月9日水曜日

2022 INDYCARレポート 3月7日:エリオ・カストロネヴェスがモータースポーツ殿堂入り

こちらが今回披露されたカストロネヴェスの盾 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

第34回年次モータースポーツ殿堂入り記念式典

 モータースポーツ・ホール・オヴ・フェイム・オヴ・アメリカ(MSHF)が今年の殿堂入りメンバーを讃えるイヴェントをフロリダ州デイトナ・ビーチで2日間に渡って開催している。1日目はデイトナ・バイク・ウィークスの真っ只中である3月7日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの敷地内にあるMSHFで、殿堂入りする人々の盾の除幕式などが行われた。

MSHFの入り口には、ピーター(ピート)・ブロックが率いたBREのダッツン510と240Zが展示されていた Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

9ジャンル中8人が今年名誉の殿堂入りを果たす

 今年殿堂入りするのは、昨2021年に史上最多タイとなる4勝目をインディー500で記録したエリオ・カストロネヴェス、生産車、スポーツ・カー、ツーリング・カーの世界で数々の名車を設計し、ニッサン240Z(フェアレディー)、510(ブルーバード)で勝利とタイトル獲得を重ねたチーム・オーナーとなったピーター・ブロック、二輪車メーカーのハーリー・デイヴィッドソン・モーター・カンパニーを創業したハーリーとデイヴィッドソンの両家、レース・エンジン・ビルダーとして名を馳せ、NASCARチームのオーナーとしても活躍しているジャック・ラウシュ、二輪のドラッグ・レースとロード・レースで全米チャンピオンとなったヴァンス&ハインズのコンビ=ライダー兼チューナーのテリー・ヴァンスとパートナーのバイロン・ハインズなどだ。
 2日目はパーティーとセレモニーがデイトナ・ビーチ・ショアーズのホテルで開催される。

MSHFのすばらしい展示内容にも注目!

NHRAのトップフューエルで活躍したドラックレーサー、ディック・ラハイエも今回殿堂入り Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 
 なお、MSHFは午前10時から夕方5時まで、レースがない時もほぼ年中無休でオープンしている。デイトナのスピードウエイのインフィールドに入るターン4トンネルを移設した入口から場内に入ると四輪、二輪、ボートまでの名だたるレーシング・マシン、デイトナ・ビーチの砂浜でランド・スピード・レコードに挑戦したマシン、レーシング・スーツやヘルメットなどが展示されている。展示車の例を挙げると、ストック・カーのトップ・シリーズで7回チャンピオンとなった“キング”・リチャード・ペティのダッジ・チャージャー(STPカラー)、同じく7回チャンピオンとなっているデイル・アーンハートのシヴォレー・モンテ・カルロ(GMグッドレンチ・カラー)、インディーカーで6回チャンピオンになっているスコット・ディクソンの2008年インディー500優勝マシン=Gフォース・ホンダ(ターゲット・カラー)、ジャッキー・イクスが1979年Can-Amシリーズ・タイトルを獲得したローラ・シヴォレーT333CS(ファースト・ナショナル・シティ・バンク・カラー)、メキシコのバハ1000やアメリカ西部でのオフロード・レースで圧倒的強さを誇ったアイヴァン・”アイアンマン”・スチュアートのトヨタ・ハイラックス/レーシング・トラック、NHRAドラッグレースでファニーカーとトップフューエルの両方でチャンピオンに初めて輝いたケニー・バーンスタインのファニーカー(バドワイザー・カラー)などなど。
以上
 

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