幅の広いムービングベルトを備え、最高レベルの空力データー収集が可能だ Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大
1億2400万ドルを投じた新施設!
ホンダ・オートモーティブ・ラボラトリー・オブ・オハイオ誕生
アメリカン・ホンダはオハイオ州イースト・リバティに最新式の風洞施設(HALO=Honda Automotive Laboratories of Ohio)を完成させた。
1億2400万ドルを投じて作られた風洞は、時速190マイルまでの風を作り出すことができる世界でも非常にハイ・レヴェルにランクされる性能を備えている。
風洞の巨大なメインファン Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大 |
ホンダ、アキュラの市販車開発とともに
アキュラDPiはじめレースカーの開発にも使用
HALOではホンダ、アキュラの市販車の開発が主に行われるが、もちろん、両ブランドのレーシング・マシン用にも使われる。アキュラはIMSAが主催するアメリカ最高峰のスポーツ・カー・シリーズのトップ・カテゴリー=DPiに参戦中で、来年からはハイブリッドの新規定となるLMDhクラスに出場し、同じマシンでル・マン24時間レースに出場する可能性もある。CR-Vハイブリッドの空力テスト中のコントロールルーム Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大
超高速コースで勝つためには高い空力性能が不可欠。独自のボディ・ワーク開発にHALOは活用されることになる。
インディーカーの空力データ収集にも期待!
Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大
インディーのための使用頻度も高くなるのではないだろうか。ワンメイク・シャシーを長年に渡って使用する戦いが繰り広げられているインディーカー・シリーズだが、毎シーズン空力パッケージには細かな変更が加えられており、それらに対応するためにホンダはHPD、シヴォレーはプラット&ミラーが風洞実験などの基本的テストを行い、ユーザー・チームにデータを提供するスタイルになっている。 Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大
HALOを得たHPDは、これまで以上にクォリティの高い空力データをホンダ・チームに託すことができるようになるだろう。
以上
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