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今日の午後3時40分、2022年NTTインディーカー・シリーズ最初のプラクティスが45分間に渡って行われる。
昨シーズンのチャンピオンはデビュー2年目、チップ・ガナッシ・レーシング入り初年度のアレックス・パロウ。24歳のスペイン出身ドライヴァーは3勝を挙げ、二度のタイトル獲得歴を持つジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に38点差をつけて初タイトルを掴んだ。
今日、シーズン最初のプラクティスを前にディフェンディング・チャンピオンとしての初シーズンを迎えるパロウにインタヴューする機会を得た。
「開幕を迎えるにあたって準備万端とは言えないが
新たなシーズンの始まりにエキサイトしている」
ジャック・アマノ(以下――):いいシーズン・オフを過ごせた?
アレックス・パロウ(以下パロウ):はい。とても良いオフ・シーズンとできた。クリスマスを含め、スペインで1ヶ月か1ヶ月半ぐらい過ごせた。島のビーチでのヴァケーショも短いものだけれど楽しんだ。残りの時間はアメリカで過ごした。
――その間にテストは1日だけ。開幕への準備は万端?
パロウ:いや、準備万端とは言えない。でも、みんな条件は同じ。1日しか走らないで開幕戦を迎えるっていうのは理想的ではないけれど、自分たちのチームは大丈夫と思う。
――ナーヴァスになってはいない?
パロウ:いや、新たなインディーカー・シーズンを迎えられることに私はエキサイトしている。
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「自分たちに力があることはわかっている
プレッシャーはあるがやるべき仕事をやるだけ」
――アレックスに対する期待感はさらに高まっている。自分自身もそうだと思う。
パロウ:去年もそうだった。チップ・ガナッシ・レーシングのナンバー10に乗る新しいドライヴァーはどれぐらいやれるんだ?
ってみんなが見ていて、自分としては持っている力をできる限り発揮したいと考えていた。そして、昨シーズンの自分たちは実力を見せること、好い成績を挙げることができると証明した。プレッシャーはもちろんある。でも、自分たちにはレースで勝ち、チャンピオンシップを獲得できるだけの力があるとわかっているから、やるべき仕事をこなして行くだけだ。
「今年は予選でのスピードアップを果たしていきたい」
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――今年の目標として、去年よりどの部分の強化を実現したい?
パロウ:もちろんすべてのエリアでレヴェル・アップをしたい。予選はポール・ポジション、レースは優勝し、ファステスト・ラップも記録……というように(笑)。去年の私たちはレースでのペースはとても良かったが、予選でのスピードはもう少し欲しかった。その部分のパフォーマンスを今年は向上させたい。
開幕前のセブリングテストでチップ・ガナッシ、ディクソンと談笑するパロウ Photo:Pensuke Entertainment クリックして拡大 |
――コースの種類ごとのパフォーマンスなどについては?
パロウ:今年はアイオワのショート・オーヴァルでレースがある。2020年にデイル・コイン・レーシング・ウィズ・ティーム・ゴーで走っていた時、あのコースでのレースは一度戦っていて、その時に非常に良い経験を積むことができた。未知のコースではない上に、素晴らしいコースだし、自分にとってはテキサスなどのオーヴァルよりも走り易いキャラクターだと感じている。テキサスはよりピュアなオーヴァルで、アイオワではブレーキングもするし、ダウンフォースもより大きく、ステアリングも結構切り込んで走る。そうした点から感覚的に僕には親しみ易い。
エキサイティングな体験だったデイトナ24時間
「どんなマシンであってもインディーカーにプラスになる」パロウは今年のデイトナ24時間で、キャディラック・レーシングのキャディラックDPiの01号車を、ファン・デル・サンデ、ブルディ、ディクソンとともにドライブした Photo:LAT Images クリックして拡大
――この長いオフには初めてデイトナ24時間レースにも出場した。
パロウ:エキサイティングだった。どんなマシンであっても、サーキットを走ること、レースに出ることは自分のインディーカーでのパフォーマンスにとってプラスになると思う。デイトナではプラクティスも含め、とても長い時間走ることができた。GT4のマシンであったとしても良かっただろう走行を、ずっと能力の高いデイトナ・プロトタイプ・インターナショナルというカテゴリーのマシンで行えた。マシンはサイズが大きく、少し重いのだけれど、ハイ・ダウンフォースでハンドリングも良かった。重量がある分ブレーキングはインディーカーより長い距離、時間が必要になるけれど、コーナリング・スピードはとても速かった。
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