メイヤー・シャンク・レーシングに移籍したパジェノーがセブリングテスト2日目のトップタイム Photo:Penske Entertainment (Chris Owens) クリックして拡大 |
天候:晴れ
気温:8~22℃
メイヤー・シャンクのベテラン2人が1-2!
フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイのショート・コースを使い、昨日に続いて行われたインディーカー・チームのプライヴェイト・テストでは、昨日より日中の気温が高く、午後には強めの風が吹くコンディションとなった。14台が走行し、その中からシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)が最速ラップとなる52秒113をマークした。
1-2で走行を終えたカストロネヴェス(右)パジェノーはエキサイトしてヘルメットも脱がずに盛り上がっていた。チームの雰囲気がとても良い Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
夕方6時の走行終了間際、彼は先輩チームメイトのエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)をトップから引き摺り下ろした。カストロネヴェスのベスト・ラップはその少し前に記録された52秒194。彼ら二人を助っ人として起用し、デイトナ24時間レースで優勝したメイヤー・シャンク・レーシングは、その勢いをインディーカーでも保っている。昨シーズンは若手の活躍が目立ったが、今年は彼らを含めたヴェテラン勢の逆襲が見られることとなるかもしれない。
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2日目の走行台数は14台!
佐藤琢磨もいよいよコースイン
昨日のテストでは17台が走ったが、4人のルーキーたちが2日連続で走り、今日の走行台数も14台と賑やかになった。
今日の走行メンバーは、チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダのレギュラー4人=スコット・ディクソン、アレックス・パロウ、マーカス・エリクソン、そしてジミー・ジョンソン。エド・カーペンター・レーシング/シヴォレーがリナス・ヴィーケイとコナー・デイリー。上記のメイヤー・シャンク・レーシングのヴェテラン・コンビ=カストロネヴェスとパジェノー。AJ・フォイト・エンタープライゼスが二人のルーキー=カイル・カークウッドとタティアナ・カルデロン、そしてダルトン・ケレットの3人。デイル・コイン・レーシングが佐藤琢磨(DCR w/RWR)とデイヴィッド・マルーカス(DCR w/HMDモータースポーツ)。そして、フンコス・ホリンジャー・レーシングのカルーム・アイロット。
シヴォレー最速はヴィーケイ
ルーキーのカークウッドがシヴォレー勢2番手に
Photo:Penske Entertainment (James Black) クリックして拡大 |
3番時計はエリクソンの52秒210で、今日もホンダ勢が1−2−3。
シヴォレー最速はヴィーケイの52秒269で、午前中に最速だったルーキーのカークウッドが午後には自己ベストを52秒338まで縮めてシェヴィー軍団の2番手となった。このオフの間にセブリングでのテストを最も多くこなしているのが彼だ。最初がアンドレッティ・オートスポートで、次にフォイトで走り、今回は2日連続で、合計4日目だ。昨年度インディー・ライツ・チャンピオンは、シーズン本番に期待のできるパフォーマンスを見せている。
好走を見せたカークウッド Photo:Penske Entertainment (James Black) クリックして拡大 |
昨日2番手のタイムをマークした昨年度インディー・ライツ・ランキング2位のマルーカスは、そのラップでプッシュ・トゥ・パスを使用していたが、今日のカークウッドはP2Pなしで昨日の自己ベストを更新してみせた。
(ここで訂正をひとつ。今回の2日間のテスト、計測はインディーカーの機器を使用しているとのことでした。昨日、マニュファクチャラーなどによる計測……と誤った情報を流してしまったこと、お詫びして訂正させてください)。
タイムよりもテスト内容を重視の佐藤琢磨
セッティングを繰り返し5セットのタイヤを使用
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昨年度チャンピオンのパロウは6番手。6回タイトルを獲得しているディクソンはデイリーの後ろの8番手。今シーズン唯一の1台体制という不利を跳ね返し、アイロットが9番手と奮闘!
DCRはマルーカスが10番手で、琢磨が11番手だった。
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DCRでの初テストとなった今日、琢磨は5セットのタイヤを投入し、52秒802のベストを夕方に記録した。チーム移籍をしたため、今日のテストでの琢磨はラップ・タイムよりもテスト内容を重視していた。タイムがよければそれに越したことはないが、それよりもセント・ピーターズバーグに向けてセッティングのベースをしっかりと整える必要があると彼は考え、周回を重ね、セッティング変更を繰り返していた。
ドライヴァーたちのコメントは後ほど!
以上
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