2021年8月14日土曜日

2021 INDYCARレポート R12 ビッグ・マシン・スパイクド・クーラー・グランプリDay1 予選:パト・オーワードが今シーズン3度目のPP獲得

シーズン12戦目にして3度目のポール・ポジションを獲得 Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)クリックして拡大

オーワード、デトロイト・レース1以来のPP

 パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)がインディアナポリスのロードコースでの2戦目、ビッグ・マシーン・スパイクド・クーラー・グランプリのポール・ポジションを獲得した。今シーズンだと開幕戦のアラバマと、第7戦デトロイトでのレース1に続く3回目、キャリア4回目のPPだ。
 今回もイヴェント名にはビッグ・マシーンとある。ナッシュヴィルでは彼らのメイン・ビジネスであるレコード・レーベルがタイトル・スポンサーだったが、インディーではウォッカをジュースで割った彼らのアルコール飲料がスポンサーとなった。レコードの後にウォッカ蒸留にもビジネスを広げた彼らは、コロナ禍を機に手の消毒液も製造、販売するようになっている。

2021 INDYCARレポート R12 ビッグ・マシン・スパイクド・クーラー・グランプリDay1 プラクティス1:出場28台。プラクティス1はアレックス・パロウがトップ・タイム

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ノンレギュラー・ドライバー4台出走
今シーズン最多の28台がエントリー


 インディアナポリスでのロードレース#2には28台と、インディー500以外では今シーズン最多のエントリーがなされている。先週のナッシュビルでの27台を1台上回った。
 今年のインディー500ウィナー、エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)がナッシュヴィルに続いての出場=今年3レース目に出走する。
 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのカー・ナンバー45に乗ってインディーカー・デビューを果たすのは、F2に出場中のデンマーク出身の20歳、のクリスチャン・ルンドガールド(既報)。

凝ったカラーリングで登場したRCエナーソン Photo:INDYCAR(Chris Jones)クリックして拡大

 2016年と2019年の2シーズンに合計4レースに出場した経験を持つRC・エナーソン(トップ・ガン・レーシング)は、今年のインディー500で予選を通過できなかったが、その時と同じトップ・ガン・レーシングからの出場で、チームとしてのシリーズ・デビューが今週末に果たされる予定だ。
 ノン・レギュラーの4人目は、今年デビューして、2レースに出場してきたコウディー・ウェアー(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)。

2021年8月12日木曜日

2021 INDYCARニュース 8月11日:レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが新人を起用

 

今週末にインディーカーデビューするルンドガールド RLLのTwiterより

クリスチャン・ルンドガールド、デンマーク出身の20歳

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは今週末、インディアナポリスのロードコースでのレースでクリスチャン・ルンドガールドを走らせる。ナッシュヴィルまでにサンティーノ・フェルッチが5レースを走らせたカー・ナンバー45にデンマーク出身の20歳は乗る。

2021年8月9日月曜日

2021 INDYCARレポート R11 ビッグ・マシーン・ミュージック・シティ・グランプリ Race Day 決勝:ナッシュヴィルのストリート・レースを制したのはマーカス・エリクソン

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「空が見えた、地面にたたきつけられた!」

 まさか、レース序盤に宙を舞ったドライヴァーが表彰台のてっぺんに立つことになるとは……。
 「空が見えた。地面に叩きつけられた。その後にピットに戻ろうとしている間にフロント・ウィングが前輪の下に入ってステアリングが効かなくなり、壁にヒットしてフロント・サスペンションを少し傷めた。自分のレースは終わった、とあの時には考えていた。ところが、僕は優勝することになった。自分でもどうやって勝ったのか、まだ完全には把握できていない」とナッシュヴィルの初代ウィナーになったマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は語った。
 デトロイトでのレース1では、赤旗中断からのレース再開時にトップだったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のエンジンがかからず、2番手だったエリクソンがトップに浮上し、そのまま優勝した。”棚ぼたの勝利だった感”は否定できなかった。しかし、今回の勝利はスウェーデン出身の元F1ドライヴァーが素晴らしいドライヴィング・スキルを発揮して掴んだものとなった。リスタート直前の、前述のアクシデントを除いては……。

2021 INDYCARレポート R11 ビッグ・マシーン・ミュージック・シティ・グランプリ Race Dayウオームアップ:最速はグレアム・レイホール

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昨日よりも気温、路面温度の低い中で迎えたウォームアップ

 決勝日の正午から行われた30分間のウォームアップ、全長2.1マイルのストリート・コースで最速ラップを記録したのはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。予選結果は13位と決して良くなかったレイホールだが、決勝で猛チャージを見せ、上位へと食い込んで来るだろうか?

 ウォーム・アップは気温が29℃、路面温度が43℃と、昨日までのプラクティス2回と予選に比べて温度の低いセッションとなった。決勝は昨日までと同じか、それ以上の暑いコンディションになるものと見られている。

2021年8月8日日曜日

2021 INDYCARレポート R11 ビッグ・マシーン・ミュージック・シティ・グランプリ Day2 予選 :コルトン・ハータがナッシュヴィルの初代ポール・ウィナーに

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ハータ、Q1をブラックで走る戦略をチョイス

 気温が32~33℃、路面温度は48~51℃。蒸し暑いコンディション下で予選は行われ、プラクティス1とプラクティス2の両方で最速だったコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がポール・ポジションを獲得した。
 Q1のグループ1での彼のポジションはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に続く2番手だったが、それはブラック・タイヤのみでの走行だったから。レッド・タイヤ2セットをQ2、Q3に1セットずつ投入できる大きなアドヴァンテイジをハータは手に入れた。

2021 INDYCARレポート R11 ビッグ・マシーン・ミュージック・シティ・グランプリ Day2 プラクティス2:プラクティス2もコルトン・ハータがトップ

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大

ロッシ、パロウがセッション序盤か積極的にタイムアップ


 走行2日目。
 天気は晴れ。プラクティス2開始時点で気温は29℃あり、45分後のセッション終了時には30℃になっていた。路面の温度はプラクティス開始時が47℃で、終了時が51℃と、非常に蒸し暑いコンディションとなっていた。東京ほどではないが。

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大

 昨日のベスト・ラップはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)による1分16秒5875。今日は、走行開始から12分ほどでアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が1分16秒台に突入し、続いてポイント・リーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分16秒5879と昨日のハータの最速ラップに迫り、トップに立った。
 それから5分ほどして、ロッシが今週のベストとなる1分16秒3095をマーク。