今週末にインディーカーデビューするルンドガールド (RLLのTwiterより) |
クリスチャン・ルンドガールド、デンマーク出身の20歳
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは今週末、インディアナポリスのロードコースでのレースでクリスチャン・ルンドガールドを走らせる。ナッシュヴィルまでにサンティーノ・フェルッチが5レースを走らせたカー・ナンバー45にデンマーク出身の20歳は乗る。
アルピーヌ・アカデミーに所属するF1候補生のインディーカー挑戦
ルンドガールドは2020年にF2で2勝を挙げ、今年もF2で表彰台に2回上がっている。アルピーヌF1チームが運営するアルピーヌ・アカデミーの一員で、将来のF1ドライヴァー候補だ。そんな秘蔵っ子とも言えるドライヴァーがインディーカー挑戦が実現するのは、彼らがアメリカでの経験を意義あるものと捉えていることの表れで、時代の移り変わりを感じさせる。そこにはアルピーヌのF1ドライヴァー、フェルナンド・アロンソからの助言も影響を与えているのかもしれない。
すでに7月末にバーバーでインディーカーを経験
デビューを前にルンドガールドはアメリカに来てテストを行った。7月末にバーバー・モータースポーツ・パークでインディーカーを初ドライヴしたのだ。インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースは、元々F1グラン・プリを開催するために作られたものでもあり、路面はスムーズで、オーヴァルの中にレイアウトされたものではあるものの、コースのキャラクターはグラン・プリで使われているものに近い。インディーカー・シリーズへのデビュー戦であってもパフォーマンスを発揮し易いだろう。
新人のエントリーをチ―ムの起爆剤へ
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの優勝は、昨シーズンの佐藤琢磨によるインディー500が最後。今年のベスト・リザルトはグレアム・レイホールによる3位(テキサス/レース2)で、琢磨のベストは4位(デトロイト/レース1)。琢磨はチームに復帰した2018年から1勝、2勝、1勝と毎シーズン1勝以上を記録して来ているが、レイホール二世の方は2017年のデトロイト以来勝ち星がない。3台目をテストやレースで走らせることによってデータを拡充させ、チームのレヴェル・アップ、さらには3カーへの体制拡大を目指している。ヨーロッパで活躍中の若手のインプットがチームにプラスをもたらすか?
以上
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