2021年7月3日土曜日

2021 INDYCAR プレビュー R10ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ:ミッド・オハイオには26台がエントリー


今シーズン、インディー500以外で最多の26台が出走

 2021年のNTTインディーカー・シリーズは、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで24台のエントリーを集めて開幕した。第2戦のセイント・ピーターズバーグ、第3、4戦テキサスのダブルヘダーも同じく24台だった。
 第5戦インディアナポリス/ロードコースは、マックス・チルトン(カーリン)が母国イギリスに帰国していたら足止めを食ってしまって出場できなくなったが、インディー500との連続出場を目指すファン・パブロ・モントーヤ(アロウ・マクラーレンSP)とチャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がエントリーしたので25台と1台増。第105回インディアナポリス500はグリッド数より2台多い35台がエントリーした。
 第7、8戦デトロイト=ダブルヘダーにはサンティーノ・フェルッチ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)がインディーに続くスポット出場を行なったので25台。第9戦ロード・アメリカではコーディ・ウェアー(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)がインディーカー・デビューを果たしたので、やはり開幕時より1台多い25台がレースを戦った。
 今回、ミッド・オハイオでの第10戦には今シーズンのロード/ストリート・コースでは最多となる26台がエントリーしている。「アメリカの景気は徐々に上向いているのだなぁ……」と感じさせられる。



フェルッチ、ルーキーのノーマンがエントリー

 ミッド・オハイオに出場するノン・レギュラーたち、その最初はフェルッチで、RLLから4レース目のスポット参戦を行う。スポンサーはこれまでの3レースと同じくスーパーマーケット・チェーンのハイ・ヴィーで、エンジン・カヴァー部のサブ・スポンサーは、インディー500の時と同じく清涼飲料のマウンテン・デューだ。
 もう1台はウェアーの乗ったデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのカー・ナンバー52。こちらにはインディー・ライツで2017〜2019年まで走り、2勝を挙げているライアン・ノーマンが乗る。ミッド・オハイオの北80マイルほど、オハイオ州の大都市クリーヴランド近郊の出身のノーマンは、地元コースでインディーカー・デビューを果たすわけだ。インディー・ライツで走った後の彼は、翌2020年からブライアン・ハータ・オートスポートでツーリングカー・シリーズにヒュンダイのマシンで出場して来ている。

ヴィーケイ、ローゼンクヴィスも戦線復帰

 前戦ロード・アメリカを休んだレギュラー2人、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)とフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)は今週末のレースから復帰する。ヴィーケイは自転車でのトレーニング中の事故で鎖骨を骨折したため、ローゼンクヴィストはデトロイトでのレース1でのハード・クラッシュでのダメージからロード・アメリカへのレース出場を果たせなかった。
 今週末のミッド・オハイオは少々不思議な天候となりそうだ。走行初日となる金曜日は、寒いまでは行かないが、正午で気温が20℃とこの時期としては非常に低い。土曜、日曜と次第に気温は上がって行くようで、レースは30℃の暑さの中で開催される見込みだ。
以上

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