ニューガーデン、今シーズン3戦連続3回目のポールポジション獲得！ 今週末、チームペンスキーに今季初勝利をもたらすことができるか!! Photo:INDYCAR（Chris Owens）クリックして拡大
オーワード、Q1で衝撃の敗退！
ハーヴィーはスピン・ストールのぺナルティでQ1敗退
ミッド・オハイオでの予選は、気温が22.2度まで上昇。路面温度は35.4℃でスタートした。気温はほぼ変わらないままだったが、路面温度はファイナルでは40.3℃まで上がっていた。
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| 直前のP2まで好調を維持していたオーワードは肝心の予選でタイム出せず Photo:INDYCAR（Joe Skibinski）クリックして拡大 |
セグメント1での衝撃は、ランキング2番手につけるパト・オーワード（アロウ・マクラーレンSP）がグループ2で10番手のタイムしか出せず、Q2に進めなかったこと。直前のプラクティス2で最速だったというのに、予選結果は20位となった。
好タイムを出しながらハーヴィーはペナルティでQ2進出を逃す Photo:INDYCAR（Matt Fraver）クリックして拡大
先に走ったグループ1では、ジャック・ハーヴィー（メイヤー・シャンク・レーシン）が2番手につける好タイムを出していながら最終ラップでスピン＆ストール。後続のアタックを妨害する結果となってセグメント2進出を逃した。
3番手でセッションを終えたシモン・パジェノー（チーム・ペンスキー）も、イエロー区間で減速しなかったためにペナルティを課せられ、セグメント2に進めなくなった。
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| ラッキーでQ1をクリアしたロッシは、このチャンスを生かしてそのままファスト6まで進出！ Photo:INDYCAR（Joe Skibinski）クリックして拡大 |
ラッキーなロッシ、2人の降格でQ2進出
アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポート）は8番手でQ1敗退のはずだったが、2人が降格になってQ2に進出した。こんなラッキーも時としてある。しかも、幸運に恵まれるのがロッシになるとは（！）
佐藤琢磨、Q1グループ1の10番手で予選19位
「レッド・タイヤで大きなゲインができませんでした」
グループ1に配されていた佐藤琢磨（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）は、今週の自己ベストとなる1分07秒0901をレッド・タイヤ装着で出したが、結果はグループ1の10番手＝予選結果は19位となった。
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「予選は少し不満の残るものとなりました。このコースでは常に順位間のタイム差がタイトなのですが、私たちはレッド・タイヤを履いた時にスピードが出ませんでした。ブラック・タイヤでの走りは良かったように見えていましたが、レッドにスイッチした際に他チームのように大きなゲインを得ることができませんでした。そこが苦しいところです。まだウォーム・アップ・セッションが残されています。そして、レースは昨年よりも5周長くなっているので、我々に少しのチャンスを与えてくれることになると思います。予選までよりもマシンセッティングを良いものして明日のスタートに臨みたいところです」と琢磨はコメントした。
Q2でパロウ、レイホール、ヒンチ、ハンター‐レイらが敗退
12人が競ったQ2では、ランキング・トップのアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ・レーシング）が7位となってファイナル進出をギリギリで逃した。彼を6番手のポジションからバンプ・アウトしたのは、チームメイトのマーカス・エリクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）だった。パロウ以外のQ2敗退者はグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）、ジェイムズ・ヒンチクリフ（アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート）、ライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート）、リナス・ヴィーケイ（エド・カーペンター・レーシング）、セバスチャン・ブルデイ（AJ・フォイト・エンタープライゼス）の5人。
ニューガーデン、ハータを逆転しファスト6を制す
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ファイアストン・ファスト6は、チーム・ペンスキー2人、チップ・ガナッシ・レーシング2人、アンドレッティ・オートスポート2人の戦いになった。この中にはQ1で敗退しているはずだったロッシも含まれていた。
予選ファイナル・セッション終盤、ハータが1分06秒6770をユーズド・レッドでマーク。これでポール・ポジションは決まりかと思われたが、ニューガーデンが1分06秒6739を出して逆転、PP獲得となった。こちらももちろん、タイヤはユーズド・レッドだった。二人の差は僅かに0.0031秒しかなかった。
「もっと差をつけたかった」と語るニューガーデン
「今週はペンスキー初勝利から50年、記念すべき優勝を目指す」
Photo:INDYCAR（Joe Skibinski) クリックして拡大
ニューガーデンのPPはデトロイト/レース2からの3戦連続だ。スピードはあるのだ、レースで勝ててはいないが……。
「もっと差をつけたかった。ベストとなったラップは前半が非常に良かったが、後半はあと少しで崩れてしまうところだった。ユーズド・レッド・タイヤだったので、ターン4から先は最後まで少しずつタイムをロスし続ける走りになっていた。ポール・ポジションを獲得でき、嬉しい。予選を走り、自分たちのマシンが素晴らしいものになっており、再び勝つチャンスを手にできていると感じている。今週はチーム・ペンスキーがマーク・ダナヒューとともに挙げた初勝利からちょうど50年。もちろん、記念すべき優勝を目指す」とニューガーデンは語り、9戦しても優勝がないチームについては、「チーム内の雰囲気はずっと変わっていない。エンジニアリング・ミーティングでもジョークが飛び交っている。しかし、全員が持てる力をすべて投じる姿勢を保ってもいる」と付け加えた。
ハータが2位で、3位はエリクソン。4位がパワー、5位スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）、6位ロッシという結果になった。
土曜日のうちにファイナル・プラクティスが、午後3時半から30分間行われる。決勝レースは明日の午後12時05分にグリーン・フラッグが振られる予定。全長2.258マイルのミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース、周回数は80周だ。
以上
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