2021年6月18日金曜日

2021 INDYCARレポート R9 REV グループ・グランプリ:ロード・アメリカには2人の代役ドライヴァーが出場

 ローゼンクヴィストの代役でマクラーレンから
マグヌッセン二世がインディーカー・デビュー


 昨年までF1で走っていたケヴィン・マグヌッセン(デンマーク出身/28歳)が、今週末のロード・アメリカでインディーカーにデビューすることになった。今シーズン、マグヌッセン二世はアメリカのIMSAシリーズでトップ・カテゴリー=デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)にチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)の走らせるキャディラックDPi V.Rで出場している。先週末のデトロイトで彼は初ポール・ポジションと初優勝を飾ったばかり。そこへインディーカーを試すチャンスが巡って来た。ただし、それはCGRからではなく、古巣のマクラーレンからになる。デトロイトのレース1で負傷したフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)は、インディーカーのメディカル・チームから今週末のレース出場許可を得られなかったため、チームは代役としてマグヌッセンに声をかけたのだった。ローゼンクヴィストといえば、昨年のロード・アメリカ/レース2でキャリア初勝利を飾ったドライヴァー。残念ながらディフェンディング・ウィナーとしての出場はできなくなった。



デトロイトで活躍したヴィーケイ、月曜に骨折!
アスキュー、2戦連続で代役出場へ


 デトロイトでのレース2、ローゼンクヴィストの代役を務めたのは、去年アロウ・マクラーレンSPで走っていたオリヴァー・アスキューだった。ローゼンクヴィストが乗れないなら、引き続きアスキューがピンチ・ヒッター……と考えるのが普通だが、彼にはリナス・ヴィーケイの代わりにエド・カーペンター・レーシングで走る話という話が舞い込み、そちらが先に決まったから。アスキューはディレクト・サプライがメイン・スポンサーのカー・ナンバー21で今シーズン2回目となるインディーカー・レース目を戦う。

ヴィーケイの手術は成功
ミッド・オハイオには出場の見通し


 今シーズンの第5戦インディアナポリス/ロードコースでキャリア初優勝を飾ったばかりのヴィーケイは、デトロイトを終えてランキング5番手につけており、ロード・アメリカでのレースを楽しみにしてしていた。ところがデトロイトでのレースを終えた直後の月曜日、自転車でのトレーニング中に鎖骨を折るアクシデントに遭ってしまった。
 ヴィーケイは負傷後にすぐさま手術を受け、無事成功。ミッド・オハイオには出場する意向だ。


デイル・コインからもルーキーが登場!

 ロード・アメリカでのシリーズ第9戦には、もう一人、インディーカー・デビューを果たすドライヴァーがいる。スポーツ・カーやストック・カーを走らせて来たコーディー・ウェアー(ノース・キャロライナ州出身/25歳)がデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRからエントリーし、ロマイン・グロジャンとエド・ジョーンズのチームメイトとして走る。
以上

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