2021年2月16日火曜日

2021 INDYCAR ニュース 2月15日 :ボーグウォーナー・トロフィーの除幕式

2月19日のインディー500カウントダウン・イベントでお披露目!
当日はライヴ・ストリーミングも


 来たる2月19日(日本時間=2月20日)、今年の5月に開催が予定されている第105回インディー500まで100日のカウント・ダウン・イヴェントとして、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで除幕式が行なわれる。昨年8月に開催された第104回インディアナポリス500マイルで優勝した佐藤琢磨の栄誉を讃え、彼の顔の彫刻がボーグウォーナー・トロフィーに取り付けられるが、その新しい”顔”が世の中に初めてお披露目されるのだ。2017年にも優勝している琢磨にとっては、これが二つ目の彫像となる。
 式典は無観客で行なわれる模様だが、琢磨はもちろんのこと、優勝チーム・オーナーのボビー・レイホールとマイク・ラニガン、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ社長のダグ・ボールズ、ボーグウォーナー社のミチェル・コリンズらが出席し、IMS.com/100Days でライヴ・ストリーミングされる。

チャーリー・キンボール、
AJ・フォイト・エンタープライゼスからインディー500出場

 AJ・フォイト・エンタープライゼスから2020年シーズンのレースにフル・エントリーしていたチャーリー・キンボールが、2021年はインディー500にのみに、AJ・フォイト・エンタープライゼスから出場することが発表された。
 フォイトのチームはセバスチャン・ブルデイとダルトン・ケレットがシーズン・フル出場を行ない、”500”ではキンボールが加わっての3カー体制となる。

マツダがIMSA DPiから撤退

 IMSAウェザーテック・スッポーツ・カー・チャンピオンシップのトップ・カテゴリー=デイトナ・プロトタイプ・イターナショナル(DPi)、それ以前のプロトタイプ時代から参戦を続けて来ていたマツダが、今シーズンの最終戦としてジョージア州のロード・アトランタで開催される耐久イヴェント=プティ・ル・マンをもってDPiでの活動を終えることになった。
 2019年でニッサンのユーザー・チームが撤退して以降、DPiはキャディラック(ジェネラル・モーターズ)、マツダ、アキュラ(ホンダ)の3メーカーが競い合って来ていた。マツダは2020年、通常の3月ではなく、11月に開催(COVID-19パンデミックの影響)されたセブリング12時間レースで優勝を飾った。彼らにとってアメリカ伝統の耐久レースにおける初めての総合優勝だった。しかし、2021年のマツダはエントリーを1台へと縮小。今シーズンをもってDPiプロジェクトを終えるのは既定路線となっていたのだろう。さらに残念なことに、2023年に始まるハイブリッドの新規定=LMDhでの参戦に向けた撤退でもないところだ。IMSAシリーズとル・マン24時間レースで共通となるカテゴリーは、新たなチャレンジとして実に魅力的だと思えるのだが……。
 2022年からのマツダはMX-5カップや、グラスルーツ・レースでの活動をメインとして行く計画という。
 マツダがいなくなるとDPiはキャディー対アキュラの一騎討ちになる。つまりはインディーカーと同じ、GM対ホンダの2メーカー対決になってしまうということだ。インディーカーもIMSAも第3、第4のメーカーに出て来て欲しいところだ。

デイル・コイン・レーシング・ウィズ
・リック・ウェア・レーシングのドライヴァーには誰が?

 今年についてはストリート&ロードコースのみの出場とすることを決めているロマイン・グロジャンだが、チームとしてはそのマシンをフル・シーズン・エントリーさせる計画だ。グロジャンのマシンにオーヴァル・コースで乗るドライヴァーは誰になるのだろうか?
チームの共同オーナーとなるリック・ウェアの息子コーディが乗ることも検討されているようだが、多額のスポンサー・マネーを持ち込んでくれる人で、パフォーマンス面でもある程度のものが期待できるドライヴァーの登場を望んでいる。
 2016年から昨年までにDCRが起用したドライヴァーを見渡すと、サンティーノ・フェルッチやアレックス・パロウら、今年彼らのチームで走る可能性がないドライヴァーを除くと、ジェイムズ・デイヴィソン、ザカリー・クラマン・デ・メロ、ピエトロ・フィッティパルディ、エステバン・グティエレス、ピッパ・マン、トゥリスタン・ヴォーティエ、ギャビー・シャヴェス、RC・エナーソン、ルカ・フィリッピがいた。
 DCRでの走行経験はないが、オーヴァルへの出場という点で考えると、現状でシートを確保できていないドライヴァーの中で候補に挙がりそうなのは、スペンサー・ピゴット、オリヴァー・アスキュー、ザック・ヴィーチ、セイジ・カラム、JR・ヒルデブランドらがいる。
以上

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