ニューガーデン、予選8位から圧巻の優勝
しかし、ディクソンも3位フィニッシュ!
タイトル獲得の条件である優勝をジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は実現した。8番手スタートからの勝利は見事と言うしかない。しかし、2年連続、3回目のタイトル獲得を、若きペンスキーのエースは果たせなかった。11番手グリッドからスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)もやるべきことを着実にやり遂げたからだ。ニュージーランド出身のヴェテラン・ドライヴァーは6回目のシリーズ・タイトルを獲得した。11位以上でゴールできればチャンピオンという状況下、彼はニューガーデンを常に視界に収めて戦うことを目指し、最終的に表彰台に上る3位でゴールして見せたのだ。
2020年10月26日月曜日
2020 INDYCARレポート R14 インディーカー・ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Race Day 決勝:ウィナーはジョセフ・ニューガーデン チャンピオンはスコット・ディクソン
2020 INDYCARレポート R14 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Race Day ウォームアップ:最速はコルトン・ハータ
ハータ、ウォームアップでまたもトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
やや涼しい中の走行でハータが首位に
決勝日の朝のウォーム・アップ・セッション=ファイナル・プラクティスが30分間行われ、昨日の予選で3位だったコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)が最速ラップ=1分01秒6011を記録した。目指すは今季2勝目だ。
気温は最高が26℃と、昨日より少しだけ涼し目。路面も予選時と比べると温度が低くなっていたが、午後には昨日とほぼ同じレヴェルまで上がりそうだ。
2020年10月25日日曜日
2020 INDYCARニュース 10月24日:佐藤琢磨は2021年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからフル参戦
RLLで4年連続のシーズンを迎えることとなった佐藤琢磨。チームとのパートナーシップの深化でさらなる活躍が期待される Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 | |
佐藤琢磨、RLLで4シーズン連続、通算5シーズン目へ
2020年NTTインディーカー・シリーズ最終戦ファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ開催中の土曜日、午前9時にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は、2021年シーズンも佐藤琢磨をカー・ナンバー30のドライヴァーとして起用し、フル・シーズン・エントリーを行うことを発表した。
2010年にKVレーシング・テクノロジーからインディーカーへの参戦を始めた琢磨は、2012年の1シーズンをRLLで過ごした後、2013〜2016年はAJ・フォイト・エンタープライゼス、2017年はアンドレッティ・オートスポートで戦い、2018年にRLLへと復帰。来年は同チームでの4シーズン連続、通算5シーズン目となる。RLLはフォイトを超え、琢磨が最も多くのシーズンを共に戦うチームとなるわけだ。
琢磨との来シーズンに期待するボビー・レイホール
「2021年も琢磨と戦えることになってうれしい」
琢磨のキャリア優勝回数は6回にのぼる。そして、そのうちの4勝をRLLと共に記録した。最も最近の勝利は、2020年8月の第104回インディアナポリス500マイルだ。
2021年もRLLはグレアム・レイホールをカー・ナンバー15に起用。琢磨とグレアムのコンビは4年目となり、2カー体制での活動となる見込みだ。3カーへの拡大があるとしたら、それはこれまでと同様にインディー500のみでとなるだろう。
「2021年も琢磨と戦えることとなって嬉しい。この数年間、パートナーとして戦って来たのは明らかな大成功で、今年のインディー500優勝でそれは最高潮に達した。2021年も更なる成功を重ねて行くことを楽しみにしたい」とチームの共同オーナーであるボビー・レイホールは語っている。
マイク・ラニガン
「今シーズンの競争力の上にさらならなるものを気づき上げることができる」
共同オーナーのひとりであるマイク・ラニガンも、「琢磨とはもう何年も一緒に仕事をして来ているが、それは本当に楽しく、彼とともに成功を分かち合うことができていることも喜びと感じている。インディー500で共に優勝を飾ることができた。それは私の夢を超える喜びだった。今後もRLLと共に更なる成功を手にすることを楽しみにしている。2021年も琢磨を起用することで、我々は継続という力を手にでき、今シーズン見せて来た競争力の高さの上に更なるものを築き上げることができるだろう」とコメントしている。
琢磨自身も、「2021年もRLLで戦い続けることができることにエキサイトしています。2020年シーズンは多くの理由から、忘れ難いものになっています。世界が非常に大変な状況にある中、ボビーやマイクを始め、チーム全体が競争力を備えるためにハード・ワークを続けました。私たちのインディー500での優勝は、本当に特別な瞬間となりました。私はチームのひとりひとりにあらためてお礼を言いたいと思います。私たちはすでに未来にフォーカスしています。私自身も2021年を本当に楽しみにしています」と語った。
以上
2020 INDYCARレポート R14 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day1 予選:ウィル・パワーが最終戦のポール・ポジション獲得
パワーは通算62回目となるポール・ポジション。インディーカー最多PP獲得も視野に入ってきた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
パワー、セント・ピーターズバーグで9回目のPP
セイント・ピーターズバーグの予選といえばウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。彼は11回の出場で8回もポール・ポジションを獲得して来ている。開幕戦のはずが紆余曲折あって初秋の開催となっても、彼のスピードに揺るぎはなかった。セイント・ピートでの9回目、今シーズン5回目、キャリア62回目のPP獲得がなった。伝説のドライヴァー、マリオ・アンドレッティの持つインディーカー・レコード=67PPまでパワーはあと5つに迫った。今年と同じペースを保てれば、彼は来年、インディーカー史上最多のPP獲得ドライヴァーとなる。
2020 INDYCARレポート R14 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス:最速はコルトン・ハータ
ハータ、プラクティスをトップタイムと最終戦を好スタート Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |