2020年12月28日月曜日

2020 INDYCAR ニュース 12月28日:2021年用のシートがほぼ埋まって来て……

  2020年も残すところ僅か数日となりました。皆様が静かな佳い年末年始を過ごすことができるよう祈っております。そして、2021年もよろしくお願い致します。

コナー・デイリーがエド・カーペンター・レーシングと再契約

 エド・カーペンター・レーシング(ECR)は2020年と同体制で2021年シーズンを戦うことと決まった。チーム・オーナー兼ドライヴァーのエド・カーペンターは来年もオーヴァル・オンリー(レース数が年々少なくなっているのは、良いことなのか悪いことなのか……)。彼の20号車にロード&ストリートで乗るのはデレック・デイリーの息子のコナー・デイリーだ。21号車はオランダ人ドライヴァーで2020年にルーキー・オヴ・ザ・イヤーになったリナス・ヴィーケイ。
 カーリンは2021年もフル・エントリーは1台と見られ、マックス・チルトンがロード&ストリートで乗り、オーヴァルはコナー・デイリーに任せる体制が続きそうだ。

ダルトン・ケレットがフル・シーズン・エントリーへ

 2020年にインディーカーへとステップ・アップし、AJ・フォイト・エンタープライゼスから8レースに出場したカナダ出身のダルトン・ケレット。2021年もフォイトからの参戦を続けることが決定。フル・シーズン・エントリーになる。

体制未決定は3チーム

 ドライヴァーのライン・アップが決まっていなのは、アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート、デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン、そしてカーリン。
 アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポートは、コルトン・ハータをアンドレッティ・オートスポートに引き抜かれてしまった。ハータを受け入れることでシートを失う形となったジェイムズ・ヒンチクリフが継続参戦できるのか……。スタインブレナーとハーディングは2021年もシリーズに残り続けるんだろうか? 消え去る可能性も否定できない。
 デイル・コイン・レーシングは、チーム・ゴーとのジョイント・プロジェクトが2020年限りで終了するようなので、フル・エントリーはジミー・ヴァッサーとジェイムズ・サリヴァンのコンビを加えた体制でも1台だけになりそう。サンティーノ・フェルッチの継続参戦があるのかないのかはフィフティ・フィフティだ。

2020年のルーキーたち

 これがNASCARチャンピオンのジミー・ジョンソンと、チーム・ペンスキーで走るスコット・マクロクリンの二人だけになる可能性・大。JJはロード&ストリートの参戦なので、マクロクリンのルーキー・オヴ・ザ・イヤー獲得はほぼ決まりかも。

2021年ライン・アップ

チップ・ガナッシ・レーシング 4台
スコット・ディクソン:50勝 26PP チャンピオン6回 インディー500=1勝
マーカス・エリクソン
アレックス・パロウ
(R)ジミー・ジョンソン:NASCAR CUPシリーズで83勝 38PP チャンピオン7回 デイトナ500=2勝
ジョンソン車/オーヴァル担当=トニー・カナーン:17勝 15PP チャンピオン1回 インディー500=1勝

チーム・ペンスキー 4台
ウィル・パワー 39勝 62PP チャンピオン1回 インディー500=1勝
シモン・パジェノー 15勝 17PP チャンピオン1回 インディー500=1勝
ジョセフ・ニューガーデン 18勝 11PP チャンピオン2回
(R)スコット・マクロクリン

アンドレッティ・オートスポート系 4台(+1?)
ライアン・ハンター-レイ 18勝 7PP チャンピオン1回 インディー500=1勝
アレクサンダー・ロッシ 7勝 6PP インディー500=1勝
マルコ・アンドレッティ 2勝 6PP
コルトン・ハータ 3勝 4PP
(ジェイムズ・ヒンチクリフ? 6勝 1PP)

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング 2台 (インディー500で+1台)
佐藤琢磨 6勝 10PP インディー500=2勝
グレアム・レイホール 6勝 3PP
(スペンサー・ピゴット?)

アロウ・マクラーレンSP 2台 (インディー500で+1台)
パト・オーワード 1PP
フェリックス・ローセンクヴィスト 1勝 1PP
(ファン・パブロ・モントーヤ  12勝 15PP チャンピオン1回 インディー500=2勝)

AJ・フォイト・エンタープライゼス 2台
セバスチャン・ブルデイ 37勝 34PP チャンピオン4回
ダルトン・ケレット

メイヤー・シャンク・レーシング 1台 (+1台=リミテッド・スケジュール/インディー500含む)
ジャック・ハーヴィー
(エリオ・カストロネヴェス 30勝 50PP インディー500=3勝)

エド・カーペンター・レーシング 2台 (インディー500で+1台)
エド・カーペンター 3勝 3PP
カーペンター車/ロード&ストリート担当=コナー・デイリー 1PP
リナス・ヴィーケイ 1PP
(コナー・デイリー 1PP)

カーリン 1台
マックス・チルトン
チルトン車オーヴァル担当/コナー・デイリー 1PP

デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン (1台?)
(サンティーノ・フェルッチ?)

ドラゴンスピードとフンコス・レーシングの参戦はなさそう。
以上

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