ルーキーのヴィーケイ、唯一の9秒台でPP獲得
「レッドでコースに出て“これこそ求めていたマシン!”と感じた」
プラクティス最速はスペイン出身ルーキーのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)だったが、14℃まで気温の下がった予選での最速はオランダ出身ルーキーのリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が掴んだ。もちろんキャリア初だ。彼はグループ2で走り、最速ラップとなる1分09秒6903を記録した。1分10秒を切ったのは、まだ20歳の彼ひとりだった。
「レッドに履き替えてコースに出て、タイヤを温めた時に感じたのは、”これこそが僕の求めていたマシンだ”ということ。いいラップをミスなしで刻むことができた。でも、まだ僕らのマシンには余力があったと思う。プラクティスとは違ってバランスがとても良かった。冷たい路面の方が僕らに合っているということかもしれない」とヴィーケイは語った。
グループ1は、佐藤琢磨のコース・オフで赤旗終了
上位陣はレッド/タイヤでのアタックができず
先に走ったグループで最速だったのは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。彼のベスト・ラップは1分10秒4706だった。こちらはブラック・タイヤで記録されたものだった。というのも、セッションが終盤を迎え、レッド・タイヤにみんながスイッチしたか、しようというタイミングで佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がコース・オフし、レッド・フラッグ。そのままセッション終了となったからだった。ポイント・スタンディングで2番手につけているニューガーデンは、今日の予選グループ最速によって1ポイントを獲得した。
プラクティスから巻き返したシヴォレー勢
予選1,2,4位に
プラクティスではホンダがトップ4を占めたが、予選ではシヴォレー勢がフロント・ロウを独占し、トップ4のうちの3人を占めることとなった。ホンダ勢は3、5、6、7位。
予選9位はプラクティスから好調のマックス・チルトン(カーリン)。ポイント・スタンディング3番手のパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)は10位。
ディクソンはグループ1の6位で予選6列目からのスタートに
ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、レッドに履き替えてアタックを始めよう……というところで赤旗になった。ブラックでのポジションが7番手だった彼は、琢磨がベスト・ラップ取り消しでグループ最下位まで下がったことで6位に浮上。予選順位は12位となった。
セバスチャン・ブルデイ(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は16位。チーム内でのトップになった(チャーリー・キンボールが23位、ダルトン・ケレットが25位)。
プラクティス・トップだったパロウは予選ではヴィーケイと同じグループ2で走ったが、不発。17位に終わった。
赤旗の原因を作った佐藤琢磨、予選最後尾からのスタートに
琢磨は24位。「寒いコンディションでレッド・タイヤを1周目から温めなくてはならず、コース・オフしてしまった」と悔しがっていた。あのスピンでレッド・タイヤを傷めたことは、明日のレースでの作戦にも悪影響を及ぼす。今日のような寒さではレッドの方がグリップも持ちも良く、レースでの主戦力となるからだ。
以上
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