2020年10月25日日曜日

2020 INDYCARニュース 10月24日:佐藤琢磨は2021年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからフル参戦

RLLで4年連続のシーズンを迎えることとなった佐藤琢磨。チームとのパートナーシップの深化でさらなる活躍が期待される Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大    

佐藤琢磨、RLLで4シーズン連続、通算5シーズン目へ

 2020年NTTインディーカー・シリーズ最終戦ファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ開催中の土曜日、午前9時にレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は、2021年シーズンも佐藤琢磨をカー・ナンバー30のドライヴァーとして起用し、フル・シーズン・エントリーを行うことを発表した。
 2010年にKVレーシング・テクノロジーからインディーカーへの参戦を始めた琢磨は、2012年の1シーズンをRLLで過ごした後、2013〜2016年はAJ・フォイト・エンタープライゼス、2017年はアンドレッティ・オートスポートで戦い、2018年にRLLへと復帰。来年は同チームでの4シーズン連続、通算5シーズン目となる。RLLはフォイトを超え、琢磨が最も多くのシーズンを共に戦うチームとなるわけだ。


琢磨との来シーズンに期待するボビー・レイホール
「2021年も琢磨と戦えることになってうれしい」


 琢磨のキャリア優勝回数は6回にのぼる。そして、そのうちの4勝をRLLと共に記録した。最も最近の勝利は、2020年8月の第104回インディアナポリス500マイルだ。
 2021年もRLLはグレアム・レイホールをカー・ナンバー15に起用。琢磨とグレアムのコンビは4年目となり、2カー体制での活動となる見込みだ。3カーへの拡大があるとしたら、それはこれまでと同様にインディー500のみでとなるだろう。
 「2021年も琢磨と戦えることとなって嬉しい。この数年間、パートナーとして戦って来たのは明らかな大成功で、今年のインディー500優勝でそれは最高潮に達した。2021年も更なる成功を重ねて行くことを楽しみにしたい」とチームの共同オーナーであるボビー・レイホールは語っている。

マイク・ラニガン

「今シーズンの競争力の上にさらならなるものを気づき上げることができる」

  共同オーナーのひとりであるマイク・ラニガンも、「琢磨とはもう何年も一緒に仕事をして来ているが、それは本当に楽しく、彼とともに成功を分かち合うことができていることも喜びと感じている。インディー500で共に優勝を飾ることができた。それは私の夢を超える喜びだった。今後もRLLと共に更なる成功を手にすることを楽しみにしている。2021年も琢磨を起用することで、我々は継続という力を手にでき、今シーズン見せて来た競争力の高さの上に更なるものを築き上げることができるだろう」とコメントしている。

 琢磨自身も、「2021年もRLLで戦い続けることができることにエキサイトしています。2020年シーズンは多くの理由から、忘れ難いものになっています。世界が非常に大変な状況にある中、ボビーやマイクを始め、チーム全体が競争力を備えるためにハード・ワークを続けました。私たちのインディー500での優勝は、本当に特別な瞬間となりました。私はチームのひとりひとりにあらためてお礼を言いたいと思います。私たちはすでに未来にフォーカスしています。私自身も2021年を本当に楽しみにしています」と語った。

以上












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