インディー500での勝利からわずか5日後、再びサーキットに現れた佐藤琢磨のマシンには、2度のインディー500優勝者を示すデカールが追加されていた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
ダブルヘダー、予選前1回だけのプラクティス
ウェスト・コーストでの2レースがキャンセルになってダブルへダー化されたワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲイトウェイ(以下=ゲイトウェイ)は、インディー・プロ2000、ARCAとNASCARトラックとの共催となったことで、金曜に確保されたプラクティスは1時間半だけ。しかも、最初の30分間はルーキーとファースト・タイマーによる占有とされた。この中で決勝用セッティングを進め、予選用のセッティングとシミュレーションまで行わないといけないのだから、最初にコース・インする時のマシン・セッティングが極めて重要だった。
オーワードがこのセッションのトップタイム Photo:INDYCAR(Chris Owens) クリックして拡大 |
ゲイトウェイ・ファーストタイマーのオーワード
アドバンテージを生かしてトップタイム
最高気温31℃、蒸し暑いコンディションとなったセッション、最速ラップを記録したのはインディー500でルーキー最上位の6位フィニッシュをしたパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)。去年ゲイトウェイでのレースに出場していない彼は、チームメイトのオリヴァー・アスキューともどもヴェテランたちより30分長く走れるのをアドヴァンテージに変え、24秒7890=平均時速191.532mphのベストを記録した。
「明日の予選、そしてレース1に向けて用意したメニューを全てこなせた。今日は走り始めからマシンが強力で、それをファインチューニングするだけとなって、1日をハッピーに終えることができた。明日の予選に向けた準備は整っている」とオーワードは初勝利に向けた意欲満々だった。
2番手にはパワー、ディクソンが3番手
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佐藤琢磨、好調を維持してプラクティス5番手
「順調にマシンをよくして行くことができた」
インディ500で二度目の優勝を飾ったばかりの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も5番手と良い滑り出しを見せた。
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そして、今日のプラクティスではグレアムと仕事を手分けしていた。忙しく、常に動いていると感じている。インディーカーは大忙しのシーズンになっている。休んでいる時間はないが、またレースができることに満足している。競争は激しい。今日は1時間のプラクティス。それだけで明日もう予選だ。1時間という限られた時間の中で予選用セットアップやレース・トリムをチェックしなければならなかったので、とても難しかった。しかし、クルマのフィーリングはとても良かった。順調にマシンを良くして行くことができた。まだコーナーに飛び込んでいく時に全面的な自信を持ててはいないが、今晩データを研究し、明日は昨年のように競争力のある走りができるようにしたい」と語った。
以上
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