無観客のインディー500がいよいよ始まった。観客席の「THE RACING CAPITAL OF THE WORLD」の巨大な横断幕の下をインディー500にスポット参戦のカストロネヴェスが疾走する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
パンデミック下で無観客での開催となる第104回インディー500のプラクティスが今日始まった。
走行開始の午前11時は曇りがちの空。気温24℃。グリーン・フラッグが振り下ろされるや、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が一番手でコースに飛び出して行った。ファンはスタンドにいなくとも、インディ500にかける思いは皆非常に強く、テレビでその勇姿を見てもらいたいと考えている。
今年のペースカー、コーヴェット・スティングレーがお披露目された Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
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佐藤琢磨もこの時間帯6番手と好スタート
日中の最高気温は、28℃まで上がった。8月のインディアナポリスとしたら、過ごし易い1日になった。
今年は走行日数が減り、一番最初の走行はルーキーではなくヴェテランが行った。2時間のプラクティスで最速はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の224.047mph。2番手はニューガーデンの223.188mphで、3番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)の223.071mphだった。
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最年長のトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が222.080mphで4番手と好調な滑り出し。5番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の221.884mphで、6番手に佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がつけた。
さわやかなカラースキームでインディーに現れた佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
昨年度ウィナーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は18番手とスロー・スタート。一昨年のウィナーであるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は8番手だった。
ルーキー、リフレッシャーの時間帯ではヴィーケイがトップに
注目のアロンソは、マクラーレン中最速タイム!
ペンゾイルカラーのマシンを駆るカストロネヴェス Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
昨年予選落ちを喫したフェルナンド・アロンソ(アロウ・マクラーレンSP)は、219.052mphのベストで4番手。二人の若いチームメイトたりより速く、まずは上々のプラクティス開始となった。
午後3時からの一斉走行でトップに立ったのはヒンチクリフ
2番手以下はマルコ・アンドレッティ、ディクソン、ハンター‐レイ
ヒンチクリフが初日トータルでのトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
「サーキットに来て、走り出しからマシンに十分なスピードがある。それはドライヴァーとしてとても嬉しいこと。アンドレッティ・オートスポートのマシンは、みんな単独走行でも集団走行でも速い。エアロスクリーンがついて重くなったマシンは空力も変わっていて、乗ってみて去年までと違うものなのは歴然。今年は事前のテストもできていないのに、この速さを実現できているのはチームの力だ」とヒンチクリフは話した。
マルコは2番手タイム。アンドレッティ・オートスポートとしてはハンター‐レイ4番手につけるが、ロッシは18番手 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
3番手は最初のセッションで最速だったディクソンの224.047mph。4番手はハンター-レイの223.341mphで、2017年の琢磨優勝以来インディー500で勝てていないホンダが初日はトップ4を占めた。
アロンソ、シヴォレー最速の5番手タイムをマーク!
絶好のスタートをみせたアロンソ。チームメイト二人を上回ったばかりか、ペンスキーを抑えてシヴォレー最速! Photo:INDYCAR(James Black) クリックして拡大 |
そして、5番手にはアロンソが来た。シヴォレー軍団最速となる223.238mphをマーク。「今年はチームメイトも2人いて、彼らの情報も得ながら走っている。エアロスクリーンがついてマシンは変わった。セッティングも違うものになっているが、今のところ競争力があると感じており、ハッピーだ」と語っていた。
佐藤琢磨、トータル13番手
「順当に車を学びながら進めることができました」
課題はトラフィック Photo:INDYCAR (Walter Kuhn) クリックして拡大 |
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以上
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