2020年7月13日月曜日

2020 INDYCARレポート R4 REV グループ・グランプリ RACE2 予選:パト・オーワードが初ポールポジション獲得

パト・オーワードが参戦2シーズン目、新チーム3戦目でポールポジション Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
昨日と同じグループ分けで予選はスタート



 ロード・アメリカのレース2用予選。グループ分けは昨日と同じまま、グループ1とグループ2が入れ替わる。
 グループ1にチャンピオンが5人いて、12人のうちの8人に優勝経験があるのに対して、グループ211人の中には優勝経験者が3人と少なく、その3人の優勝数の合計は9と少なく、この2年以上勝利から遠かっている。チャンピオンはゼロ。ここまで不公平なグループ分けとなるのは珍しい。



レース1でも好走したコルトン・ハータがレース2の予選グループ1のトップタイムをマーク Photo*INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
佐藤琢磨、セッティング変更しグループ1暫定首位に 最終的に昨年PPのコルトン・ハータが制す


 強豪揃いのグループ1、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はレッドで走り出し、2ラップ目に1分463242の好タイムでトップに立ち、3ラップ目は1分45秒7173にまでタイムを縮めてピットに戻った。昨日とは異なるセッティングにしたことが効果を現したのだ。
 2セット目のレッドで琢磨はコースへ。ほぼ全員が2連続アタックを行えるタイミングだった。彼はここで1454320に縮めた。しかし、彼を上回ったドライヴァーが5人も出現した。
 トップは昨年ここでポール・ポジションを獲得したコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)。彼のベストは1449250だった。
 2位にはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が来た。タイムは1451534
 

 3番手は昨日優勝したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の1452674で、4位は昨日2位フィニッシュしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=1452995。そして、5位は昨年度ウィナーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の1分453772
 シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は2日連続で予選でパフォームできず。1465734しか出せなかった彼はグルー112人中の11位だった。




グループ2セッション終了直前に激しいタイム更新合戦

パト・オーワードが最後の最後にPP確定


 グループ2は昨日の予選2位だったジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)が有力と見られていたが、レイホール、ハーヴィーがトップにたった後、チャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が1460072でトップへ。
 

今回のダブルヘダーの台風の目となりそうなパロウ。レース1の3位表彰台の勢いもそのままに、レース2予選3番手につける Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  しかし、セッション終了間際、ハーヴィーがトップを奪い、アレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシングウィズ・チーム・ゴー)が立て続けにファスト・ラップを記録。初表彰台の翌日に初ポール・ポジション獲得がなるかと思われたが、最後の最後にパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)が1448971を出して大逆転でのキャリア初ポールを手に入れた。シュミット・ピーターソン・モータースポーツからの体制変更後、3戦目でのPP獲得は称賛に値する。
 オーワードの活躍で影に隠れてしまったが、パロウのグループ2も素晴しかった。


フロント・ロウはオーワード21歳、ハータ20歳!

レース1で大健闘のパロウ23歳が予選3番手!!  

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 レース2のグリッドは、フロント・ロウがオーワード(21)ハータ(20歳)、2列目イン側がパロウ(23歳)とトップ3の平均年齢は驚くほど低いものとなった。2列目アウトサイドはハンター-レイ。3列目はレイホールとディクソン、4列目はローゼンクヴィストとパワーだ。
 琢磨は予選12位。6列目アウト側からスタートする。前列はハーヴィーとロッシ。隣りはサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だ。

以上

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