2020 INDYCARレポート R3 REVグループ・グランプリ RACE1 プラクティス：ウィル・パワーがトップタイム

 

条件のよいグループ2でトップに立ったニューガーデンが、グループ１のハーヴィーのタイムを破ってポールポジション獲得　Photo:INDYCAR（Chris Owens） クリックして拡大

グループ1のトップはプラクティスから好調のハーヴィー

　気温は27℃と、思いの外上昇しなかった。
　風はやや吹き気味だが、ほぼ絶好のコンディションといってよい予選になった。
　23台を2グループに分けての予選。4マイルもあるコースは混雑しないのに。そして、このグループ分けがグリッド決定に極めて大きな影響力を持つこととなった。

　グループ1での最速はジャック・ハーヴィー（メイヤー・シャンク・レーシング/ホンダ）だった。タイムは1分45秒7290。プラクティスで2番手だったパフォーマンスをバック・アップした。これでフロント・ロウ・スタート確定だ。
　グループ1の2番手はグレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ）。タイムはハーヴィーとは僅かに0.0303秒の差だった。3番手はサンティーノ・フェルッチ（デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン/ホンダ）、4番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト（チップ・ガナッシ・レーシング
/ホンダ）だった。

グループ２はニューガーデンが制しPP確定

2番手はハンター‐レイ、佐藤琢磨はこのグループ8番手

　グループ2ではジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー/シヴォレー）が1分45秒5191でトップ。よりラバーの乗った路面で戦われたグループ2の方が速いラップが刻まれる、そのアドヴァンテージを味方に彼がポール・ポジション獲得となった。

　2番手はライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート/ホンダ）＝1分45秒6563。プラクティスでトップだったウィル・パワー（チーム・ペンスキー/シヴォレー）はニューガーデンと0.3053秒もの差があり、3番手だった。

　レイホールがグループ１で活躍していたので期待の持たれた佐藤琢磨（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ）だったが、チーム・ペンスキー3人全員、スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング・ホンダ）、アンドレッティ・オートスポート勢の今回速い方の3人が入っていたグループ2では1分46秒5368のベストで順位はグループでの8番手。彼は8列目イン側からのスタートとなる。

以上