2020年6月14日日曜日

2020 INDYCAR ニュース 6月14日:NASCARのレースはいよいよファンの観戦OKに

今季初の観客動員イベントはNASCARホームステッド戦!
翌週のタラデガからは一般のファンも観戦可能に


 今週末、NASCARがフロリダ州ホームステッドで開催するレースには、シーズン再開後初めて観客が入る。コースの隣りにある空軍基地など、南フロリダに勤務する軍関係者1,000人が招待されるのだ。5月半ばにアメリカのプロ・メジャー・スポーツの先頭を切ってイヴェントを開催したNASCARは、観客動員でも一番乗りを果たす。
 NASCARは6月21日、アラバマ州のタラデガで行なうレースで、いよいよ一般のファンもスタンドに入れる。約80,000人を収容可能なフロントストレッチ・グランドスタンドとタワーと呼ばれるセクションから5,000人のファンが観戦でき、バックストレッチ沿いのモーターホーム・スペースも数量限定でだが開放される。タラデガ以降、ライヴ観戦のできるファンの数は段階的に増やされて行くこととなる。


インディーカーの観客動員レースはいつから?
 NASCARに遅れること3週間の6月6日、インディーカーは今年最初のレースを開催した。しかし、観客動員もNASCARの3週間遅れで……とは残念ながら行かない。そこにはレース開催州それぞれの事情が絡んで来るからだ。7月4日開催のインディーカー・シリーズ第2戦GMRグラン・プリは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで、無観客での開催になることがすでに発表されている。この週末はNASCARのエクスフィニティ・シリーズ、カップ・シリーズとの共催。インディアナ州の新型コロナ・ウィルス感染状況、それに対処する方針などが影響し、NASCARのレースにもファンはスタンドから楽しむことはできない。

 次の第3戦、そして第4戦を開催するロード・アメリカは、スケジュールが6月から7月へと移動された時のリリースで、ファンの観戦オーケーと発表していたが、ここに来て無観客になるとの噂が聞こえて来ている。しかし、サーキット側は、「6月のチケットを持ってる人は手続きも何も必要なし。チケットを持って来てくれれば入れます。ロード・アメリカでは、ソーシャル・ディスタンスを保つ(他の人から6フィート)、頻繁に手を洗う、施設内の数多く設置された除菌ステーションを利用するなど、安全を心がけて行動してください。ソーシャル・ディスタンスを保つのが難しい場所では布製のフェイスカバー着用をお勧めします」と言っている。ウィスコンシン州も経済活動再開には積極的だが、果たしてどうなるか。
以上

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