2020年シーズン開幕の3月に入りました。私、Jackはテス トも取材できたら…………と少し早めのアメリカ入りをしておりま す。フロリダ州オーランドウに到着してみると、意外な肌寒さ。深 夜から朝方に気温が10℃を切るほど。約2週間後のセント・ ピーターズバーグでのレース・ウィークエンドには、今よりグッと 暖かくなっていることを祈ってます。では最近入って来たニュースを どうぞ。
フェルナンド・アロンソの3回目のインディー500挑戦は
フェルナンド・アロンソの3回目のインディー500挑戦は
アロウ・マクラーレンSPから
F1で2度チャンピオンになっているフェルナンド・アロンソ(3 8歳)が、3度目のインディー500挑戦をアロウ・マクラーレン SPから行なうことを2月下旬に発表した。
初挑戦だった2017年のインディー500ではトップを走って” さすがはワールド・チャンピオン”と世間を唸らせたが、2回目の 2019年はまさかの予選落ち!
インディー500は非常に特殊なレース。その難しさを世界中の人 々が改めて知ることになった。
アロンソは3回目のチャレンジを2017年と同じアンドレッティ ・オートスポートから行おうと画策。マイケル・アンドレッティ の率いるチームはインディー500で高い実績を誇る上、 一度一緒に仕事をしている点もプラス。さらに、優秀なチームメイ トが数多くいる点も大きなメリットだ。ところが、 アロンソのアンドレッティ入りは叶わず、アロウ・マクラーレンS Pからエントリーすることになった。
F1で2度チャンピオンになっているフェルナンド・アロンソ(3
初挑戦だった2017年のインディー500ではトップを走って”
インディー500は非常に特殊なレース。その難しさを世界中の人
アロンソは3回目のチャレンジを2017年と同じアンドレッティ
昨年のマクラーレンはインディー500のみへの参戦プロジェクト
去年のシュミット・ピーターソン・モーター スポーツはエースのジェイムズ・ヒンチクリフが予選を通過できな かった。インディー未経験のチームで失敗したアロンソは、今度は 近年のインディーを得意としていなかったチームから出場すること となるのだ。
もっとも、AMSPはテクニカル・ディレクターを新たに起用して おり、去年までとは大きく変わる可能性もある。 彼らが雇い入れたのは、セバスチャン・ブルデイにインディーで驚 異的スピードを出させていた(大クラッシュに繋がったが……) クレイグ・ハンプソン=ブルデイと4年連続チャンプカー・チャン ピオンとなったエンジニア。シュミット・ピーターソン・サイドも マクラーレン側もインディーで良好なデータを蓄積することができ ていないが、アロンソのインディーでの経験不足をハンプソンがカ ヴァーすることが期待されている。
チームメイトについては、アンドレッティ・オートスポートでなら 大きな期待ができるが、マクラーレンSPではそれはほとんど無い に近い。インディー500での経験をまったく持たないルーキーの オリヴァー・アスキューと、 昨年アロンソ同様に予選落ちをしているパト・オーワード( カーリンからの出場だった)という若手2人しかいないからだ。 アロンソとすれば、頼られはしても頼れる者はいないに等しい。
そんな状況でも、アロンソは去年予選落ちした時と同じカー・ナン バー66を今年も採用するのだから、迷信深くはないらしい。佐藤 琢磨が2017年のインディー500優勝を果たした時のスポンサ ー=ルーオフ・モーゲイジのカラーリングで走ることも、幸運を運 んでくれるとは考えないということか。
インディー500で佐藤琢磨にチームメイト追加=スペンサー・ピ ゴット
エド・カーペンター・レーシングからリリースされてシートを失っ ていたスペンサー・ピゴット(26歳)が、GMRグラン・プリ( 以前のインディーカーGP)と第104回インディー500・プレ ゼンテッド・バイ・ゲインブリッジにレイホール・レターマン・ ラニガン・レーシング・ウィズ・シトローン・ビュール・ オートスポートから出場することになった。RLLはインディーで 3台体制を敷くことを計画しており、その追加ドライバー1人が ついに決定したということだ。ピゴットはインディー・ライツでチ ャンピオンになった翌年の2016年、RLLからインディ500 を含む3レースに出場しており、関係復活となる。
ピゴットのプロジェクトは、元インディーカー・ドライバーでド レイヤー&レインボールド・レーシングの共同オーナーとしても活 動していたロビー・ビュールと、実業家のロバート・シトローン親 子が立ち上げたシトローン・ビュール・オートスポーツ(CBA) によるものだ。
ピゴットは2019年のインディーカーGPで5位フィニッシュし 、インディー500では予選3位のキャリア・ベスト・グリッドを 獲得しており、今年の5月にも好パフォーマンスを発揮することが 期待されている。キャリア・ベスト・ フィニッシュは2018年のアイオワ・スピードウェイでの3位だ 。
チャーリー・キンボールにインディー500用メイン・スポンサー
チャーリー・キンボールの乗るAJ・フォイト・エンタープライゼ スのカー・ナンバー4は、今年の第104回インディー500・ プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジでリップカレントというエ ネルギー関連の会社がメイン・スポンサーになる。 エネルギーの効率的利用、二酸化炭素輩出縮小、それらによる経費 節減を実現するテクノロジーをカスタマーに提供する企業はインデ ィー以外のレースでもキンボールのマシンのサブ・ スポンサーを務める。
2月中にも発表しそうな雰囲気を醸していたカー・ナンバー14の メイン・スポンサーは、まだ明らかにされていない。
5基目のエンジン投入ならグリッド降格の新ルール
NTTインディーカー・シリーズにフル・シーズン出場するエント ラントは、1シーズンを4基のエンジンで戦い抜くこととされてい る。昨シーズンまでだと、5基目投入時から、当該エントラントは マニュファクチャラー・ポイントを獲得する権利を失うペナルティ が課せられていたが、シーズン終盤になってチャンピオンシップ・ コンテンダーたちが次々と新エンジンを投入する事態を見て、イン ディーカーはマニュファクチャラーが参戦費用を自ら高騰させてい る行為をなくさせるよう、5基以上のエンジンを投入したエントラ ントは、それらのレースでスターティング・グリッドを予選で得た ポジションから降格=ストリート/ロードコースで6つ、 オーバル・コースで9つ=というルールを採用することになった 。
スコット・マクロクリンが2021年はインディーカーにフル・エ ントリー?
サーキット・オブ・ジ・アメリカスで2月に行なわれた合同テスト で3番手につけるラップ・タイムを記録し、 その才能を見せつけたニュー・ジーランド出身の” 箱ドライバー"=スコット・マクロクリン(26歳)が、 2021年にはアメリカのトップ・シングル・シーター・ シリーズにフル・シーズン・エントリーする可能性が出て来た。
マクロクリンはインディーカー・シリーズ参戦をずっと夢見て来た という。今年も彼はヴァージン・オーストラリア・ スーパーカーズ・チャンピオンシップにフル出場、3年連続3回目 のチャンピオンを目指すが、5月にはインディーカー第5戦GMR グラン・プリに出場し、念願のインディーカー・ デビューをチーム・ペンスキーから果たす。
マクロクリンは40年近い歴史を持つディック・ジョンソン・レー シングとチーム・ペンスキーのジョイントしたDJRチーム・ペン スキーでフォード・マスタングに乗っているが、オーストラリアの 伝説的ドライバー兼チーム・オーナーであるディック・ ジョンソンから”2021年のアメリカ行き” に対する許可をもらった。
マクロクリンがインディーカーに参戦する場合、それはチーム・ペ ンスキーからのエントリーになると見るのが妥当だ。とすると、彼 らは4カーへと体制を拡大するのだろうか?
ウィル・パワー、シモン・パジェノー、ジョセフ・ニューガーデン のトリオは全員がタイトル獲得経験者。ニューガーデンは2度チャ ンピオンに輝き、パワーとパジェノーはインディー500で1回ず つの優勝している。彼らは間違いなくシリーズ最強のライン・ アップ。この中から1人を手放し、将来性があるとはいえルーキー を起用するとは考えにくいが。果たして…………。
もっとも、AMSPはテクニカル・ディレクターを新たに起用して
チームメイトについては、アンドレッティ・オートスポートでなら
そんな状況でも、アロンソは去年予選落ちした時と同じカー・ナン
インディー500で佐藤琢磨にチームメイト追加=スペンサー・ピ
エド・カーペンター・レーシングからリリースされてシートを失っ
ピゴットのプロジェクトは、元インディーカー・ドライバーでド
ピゴットは2019年のインディーカーGPで5位フィニッシュし
チャーリー・キンボールにインディー500用メイン・スポンサー
チャーリー・キンボールの乗るAJ・フォイト・エンタープライゼ
2月中にも発表しそうな雰囲気を醸していたカー・ナンバー14の
5基目のエンジン投入ならグリッド降格の新ルール
NTTインディーカー・シリーズにフル・シーズン出場するエント
スコット・マクロクリンが2021年はインディーカーにフル・エ
サーキット・オブ・ジ・アメリカスで2月に行なわれた合同テスト
マクロクリンはインディーカー・シリーズ参戦をずっと夢見て来た
マクロクリンは40年近い歴史を持つディック・ジョンソン・レー
マクロクリンがインディーカーに参戦する場合、それはチーム・ペ
ウィル・パワー、シモン・パジェノー、ジョセフ・ニューガーデン
以上
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