コクピットに収まるパワー。ウインドスクリーン越しに望む Photo:INDYCAR Chris Graythen (Getty Images) クリックして拡大 |
2020年NTTインディーカーシリーズのプレシーズンテストは、昨年に続いてテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカスでの開催。2日間で12時間もの走行時間がエントラントには与えられる予定だったが、今年も去年以上の悪天候で、テストの初日はほぼゼロに終わってしまった。走行開始は午前10時。その1時間前の午前9時、サーキット周辺の気温は6℃しかなかった。しかも、結構な風が吹いており、体感温度はさらに低かった。
コクピット真上から見るとこんな感じ Photo:INDYCAR Chris Graythen (Getty Images) クリックして拡大 |
ランチ・ブレイクを挟んでの午後のセッションは、スタートが遅らされて天候の回復が待たれたが、気温は8℃程度までしか上がらず、風も残っていた。それでも走行が開始され、何台かのマシンが走ったが、そこに雨が降り出し、インディーカーのオフィシャルは走行1日目を終了させる判断を下した。
ペンスキー、悪天候下でエアロスクリーンの確認を行う
2号車に乗りこむマクロクリン Photo:INDYCAR Chris Graythen (Getty Images) クリックして拡大 |
2021年からのインディーカー参戦がうわさされるジミー・ジョンソンがマクラーレンのゲストとして姿を見せた。レイホールと何やら話し合う Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
佐藤琢磨は1ラップだけ走行
エアロスクリーンの効果を体感
コースインする佐藤琢磨 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
Photo:INDYCAR Chris Graythen (Getty Images) クリックして拡大 |
「朝は1周だけでした。それでも、スクリーンの効果は感じられました。ヘルメットのバイザー1枚を通して見ていた従来と比べ、バイザーにプラスして分厚いスクリーンも通して見える景色は、確かに何かぼやけたようなものになります。しかし、フロントの支柱も、スクリーンの上のフレームも走っている時にはまったく気になりません。ピットに止まっている時には、すごく守られているなという感覚が強くありました。また、走行中のコクピットは本当に静かでした。ヘルメットが揺らされることもありません。ただ、風が入って来ないので、そういうものも感じながらドライビングをしていた自分にとっては、その辺りがどう影響して来るのか……とは思いました」と話した。「明日はたくさん走りたいですね。午前中には雨の中を走り、午後はドライになって、そこで更に多くの走行を行うようになるといいですね」と琢磨はコメントを締めくくった。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿