つい先日、モータースポーツ・ジャーナリストの今宮純さんがお亡くなりになられました。遺族の方々、お悔やみ申し上げます。今宮さんのご冥福をお祈りしております。
ドレイヤー、フル参戦への布石の4戦出場
ドライバーはカラムとヒルデブランド
昨年のインディー500でドレイヤー・ポップ・トロフィーをAJフォイトに授与した際のカット。ヒルデブランド、AJ、デニス・レインボールド、そしてセイジ・カラム Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
以前はフルタイムで参戦していたが、このところインディー500のみへの出場となっていたドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)。彼らが2020年にはインディーだけではなく、二つのストリート・レース=セント・ピーターズバーグでの開幕戦とトロントでの第12戦に出場する計画だという。インディーカーGPも含め、トータル4レースへの出場になるのだ。「またフル・シーズン出場がしたい。そのための一歩」とオーナーのデニス・レインボールドは言っている。
参戦チーム増加は大歓迎! とインディーカーは新エアロ・スクリーンを優先的にデリバリー。おかげで彼らは1月のうちにフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストを行えることになったようだ。
DRRのドライバーといえばセイジ・カラム(ペンシルヴェニア州出身/まだ24歳!)。そして、JR・ヒルデブランド(カリフォルニア州出身/もう32歳)。チームとしてはカラムの4戦出場を決定しており、ヒルデブランドも同じく4レースの出場とできるようスポンサー獲得に奔走中だ。
1月5日のテストでヨースト・マツダがまたしてもトップタイムをマーク Photo:LAT Images クリックして拡大 |
デイトナ24時間:合同テスト最速は2年連続でマツダ
スポーツ・カーのアメリカ最高峰はIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ。今年もデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)、LMP2、GTLM、GTDの4カテゴリー混走で争われる開幕戦=ロレックス24アット・デイトナは3日間の直前テストを年明けすぐに行った。
フロリダ州のデイトナ・ビーチは冬でも気候は北部に比べればかなり温暖。全長3.56マイルのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでプラクティスが繰り返された。そして、ガレージやピット・ポジションの選択権をかけたタイム・トライアルが開催され、マツダ・ティーム・ヨーストのマツダRT-24(カー・ナンバー77)が最速ラップ=1分33秒324/平均時速137.321mphを記録した。昨シーズン中に念願のDPi初優勝を含む3勝を挙げたマツダだが、同テストでの最速ラップ記録は昨年に続いて2年連続だ。
デイトナ24時間でヨースト・マツダの55号車を駆るライアン・ハンター-レイ。マルチマチックモータースポーツのレーシングマネージャー、ステファン・チャールズリーと Photo:LAT Images クリックして拡大 |
チームペンスキーのアキュラが2-3番手に
チーム・ペンスキーのアキュラARX-05は、カストロネヴェスとロッシ、リッキー・テイラーが乗る7号車が2番手。3番手にパジェノー、モントーヤ、ディーン・キャメロンの6号車がつけた Photo:LAT Images クリックして拡大 |
4番手だったのはキャディラックDPi-V.R(アクション・エクスプレス・レーシング)=カー・ナンバー31。ドライバー3人の中にはインディーカー・シリーズで4勝の実績を持つマイク・コンウェイがいる。7番手のタイムをマークしたキャディラックはドライバー4人の体制。チャンプカーで4年連続チャンピオンに輝いたセバスチャン・ブルデイ、インディーカーで走ったことのあるトゥリスタン・ヴォーティエと二人のフランス人ドライバーがその中に含まれる。
ウェイン・テイラー・レーシングのキャディラックでデイトナ24時間を走るディクソン Photo:LAT Images クリックして拡大 |
ドラゴンスピードのオレカLMP2 07で走るベン・ハンリー Photo:LAT Images クリックして拡大 |
GTLMクラスに出場するインディーカー・ドライバーは、昨年ルーキーながら大活躍したコルトン・ハータがレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの走らせるBMWワークスのM8 GTEに乗る。今年はアレックス・ザナルディの参戦はない。
車種のバラエティ、台数ともに最激戦区のGTDクラスには、近頃はインディーカーの解説者として活躍中のタウンゼント・ベル(カリフォルニア出身/44歳)がレクサスRC-F GT3で出場する。これを走らせるチームはジミー・ヴァッサーとジェイムズ・サリヴァンが共同オーナーで、今回のテストでクラス最速だった。
レクサスRC-F GT3でのカイル・ブッシュのドライビングにも注目が集まる Photo:LAT Images クリックして拡大 |
2020年についにNTTインディーカー・シリーズへのフル参戦を果たすメイヤー・シャンク・レーシングは、IMSAシリーズにはアキュラ・ワークスとしてNSX GT3 Evoを2台エントリー。1台は2番時計、AJ・アルメンディンガーも乗る2台目は5番手のタイムだった。
2019年までアキュラに乗っていた女性ドライバーでインディーカー出場経験を持つキャサリン・レッグは、今年からランボルギーニ・ウラカンGT3のチームへと移籍。クラス10番手、ランボの中では4番手のタイムだった。
ロレックス24アット・デイトナ、今年は1月26日(土)に決勝スタートする。
以上
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