しかし、その次のラップでタイヤバリアにクラッシュ
プラクティス1では23台出場中の15番手と目立たなかったセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だったが、少し暑くなった午後のプラクティスでは、セッション終盤にレッド・タイヤを装着して57.9213秒のトップ・タイムをマーク。その次のラップに彼はファイナル・ターンでコース・オフし、タイヤ・バリアにまっすぐクラッシュ。まだ2分以上を残してセッション終了となった。
アンダーを消すことに苦労していたというブルデイだが……
「マシンはとても速い。アンダーステアを消すことに苦労をしていた。アクシデントを起こしたが、どうしてそうなったのか、まだ原因を完全には把握できていない」とブルデイは話した。ブレーキングで右フロント・ホイールがロックし、スピードを落とし切れずにコントロールを失った。それでコースを外れたように見えたが、そうなる原因がメカニカルな面であったということなのだろうか?? ブルデイは手をステアリングにぶつけたが大きな怪我はなく、すぐ後のピット・ストップ・プラクティスに出場することもできた。
パワー、セッティング変更が功を奏して2番手タイム
パワー、セッティング変更が功を奏して2番手タイム
ディクソンはブラックタイヤでの走行を入念にこなす
Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
Photo:INDYCAR (Stephen King) |
4番手にはコルトン・ハータ!ニューガーデンも安定の5位
午前中のプラクティス1で最速だったコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)は58秒0848で4番手。ポイント・リーダーで、プラクティス1で4番手につけていたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は58秒0969のベストで5番手だった。その次の6番手がランキング3番手にいるアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=58秒2102。ランキング2番手にいるシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は58秒2207で7番手と、タイトル・コンテンダーたちは皆まずまずのパフォーマンスを見せていた。
「プラクティス2ではレッド・タイヤでアタックできなかった。おそらく、3番手ぐらいのタイムは出せていた。マシンの状況にはとても満足している。まだセッティングで解決すべき点はあるが、それは明日までにエンジニアたちと検討する。自分たちは今週末、競争力があると思う。あとは現時点のマシンをどこまでファイン・チューニングできるかだ」とロッシはコメントした。
セッション2の直後のレース用ウォームアップではハンター‐レイがトップに
「プラクティス2ではレッド・タイヤでアタックできなかった。おそらく、3番手ぐらいのタイムは出せていた。マシンの状況にはとても満足している。まだセッティングで解決すべき点はあるが、それは明日までにエンジニアたちと検討する。自分たちは今週末、競争力があると思う。あとは現時点のマシンをどこまでファイン・チューニングできるかだ」とロッシはコメントした。
セッション2の直後のレース用ウォームアップではハンター‐レイがトップに
Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
「今日は最初から小さなトラブルがあり、それに悩まされ続けたが、最後のセッションでついに問題が解決した。トラブルのせいで、プラクティス2ではレッドでの計測ラップもなく、ピット・ストップ・プラクティスでそれを行なった。ドタバタした1日だったが、なんとかなった。明日はスムーズな1日にしたい」とハンター-レイは話した。昨年、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)を攻略し切れずの2位となったハンター-レイだけに、雪辱に燃えている。
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佐藤琢磨「ロングランの感触はすごくよかった」
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琢磨は20番手で、「プラクティス1からの伸びはあまりなかった」と話したが、「それでも、ロングランの感触はすごく良かった」とレースに対する手応えは感じていた。心配なのは、予選でのパフォーマンス。琢磨は、「予選での一発の速さという面では、去年も僕らはポートランドでそれを確保できていなかったけれど、今年もそういう状況で、ちょっと心配といえば、心配」とコメントしていた。
明日、予選の前にもう一度プラクティスがある。そして、予選の後には、もう決勝スタートまでプラクティスはスケジュールされていない。
以上
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