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寝耳に水の3デイ・イベント!
タイヤ・テストがその目的か!?
今年のテキサスは3デイ・イベントになった。インディカーはメディアにそれをずーっと知らせずに来た。隠す気が有ったのか……は不明。サーキットも世間に対する告知なし。どうなっているんだか。
ファイアストンのエンジニアは、「木曜にプラクティスを行う話は、昨年の12月ぐらいには決まっていた」と今日ピットで話したが、それは本当なのか? 疑問と感ずる。ファイアストンの依頼で木曜のプラクティスは設定されたのでは? と考えたくなる。去年のレースで多くのエントラントがタイヤにブリスターができて苦戦したという事実があるからだ。しかし、タイヤメーカーが頼み込んでのプラクティス実現ではなかったとのことだ。
オーバルにもかかわらずファイアストンは2種類のタイヤ持込み!
しかし、今回ファイアストンは二種類のタイヤを持ち込んでいる。ロードコース/ストリート・コースじゃないんだから、プリマリーとオプショナルって言葉が使われるのは不合理。決勝レースがもう2日後だと言うのに、まだ使うタイヤが決まってしていないとい、驚くべき状況だ。
全チームに”お薦めタイヤ”をまずテストしてもらい、問題が出なければそのまま「GO!」。問題が出たらオプショナル・タイヤにスイッチし、そちらもテストしてから採用……って、そんな付け焼き刃的対応でいいの?
エアロ・パッケージが新しくなればタイヤにかかるストレスが変わって来る。それはそうなんだろうけど、行き当たりばったり感、かなり出てる。プライマリーでも問題出たら、もう使うタイヤがない。
快晴で始まったプラクティス1は雨で終了
佐藤琢磨2位、レイホール3位でRLLが2-3!
そんなインディカーをあざ笑うかのように、木曜のダラス方面は日中は快晴だったのに、午後7時の走行開始から30分ちょっとで小雨になり、イエロー・フラッグ。この中断は8分で済んだものの、再開から10分間で今度はスコールのような強い雨が降って、走行41分間でプラクティス1は終了となった。
最速はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の219.308mph。2番手は佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の219.262mphで、3番手は琢磨のチームメイトのグレアム・レイホールによる218.311mphだった。ホンダの1ー2−3だ。
4番手はチャーリー・キンボール(カーリン)
=217.503mph。今回の彼のチームメイトはマックス・チルトンに変わってチームのオーバルセッティングの良し悪しを確認するためにコナー・デイリーが起用されている。
5番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。6番手以下にはアレクサンダー・ロッシ、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)、ザック・ヴィーチ、ライアン・ハンター-レイとアンドレッティ勢がズラらいと並んだ。そして、10番手はエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)だった。
「まだライバルとの力関係は判断できない」と語るディクソン
佐藤琢磨はイニシャルセッティングの好調を喜ぶ
「雨は残念だった。最速だったのは嬉しいけれど、まだほとんど走っていないに近いから、ライバル勢との力関係がどうなっているのかを評価はできない。それでも、自分たちのマシンが走り始めから良いことは間違いない。2種類あるタイヤは、どちらをレースで使うかの判断を下すためにも、明日もうちょっと走る時間が必要と思う」とディクソンは話した。
2番手につけた琢磨は、「最初からセッティングが良かった。インディ500用のものから少し改良をして来た。タイヤのフィーリングも良かった。レースはエキサイティングなものになって欲しい。しかし、安全も考慮しないといけない。エアロが変わったり、路面が変わるとレースは変化する。しかし、それはレースでの温度にも大きな影響を受ける。涼しければ接近戦が可能で、暑ければ近づけない。抜くのが非常に難しいレースになる。エアロのルールなど、どこで線引きすべきか、インディカーが下す判断はとても難しい。僕らとしては、今日は走り出しからセッティングがまずまず良かったところが嬉しい」とコメントした。
以上
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