2位以下を大きく引き離すタイムをプラクティス1でマークしたディクソン。イニシャルセッティングは好調のようだ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
2位のパワー以下は僅差で続く
最速ラップを記録したのは今シーズンまだ勝利のないスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。2番手に来たウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に0.3464秒も差をつけた。ディクソンのベスト=1分16秒7418は8周目だったが、パワーのそれは20周目。パワーは2セット目を使ったということのはずだ。
3番手以下は、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分17秒1060/6周目、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)=1分17秒1981/16周目、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分17秒2201/10周目、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)=1分17秒2252/19周目。ハータはルーキーなので供給されるタイヤが1セット多く、そのアドヴァンテージを使ってトップ6入りした。ディクソンは飛び抜けているが、2番手のパワーから6番手のハータまではコンマ2秒以内という僅差の中にあった。
走行当初まずまずの手応えだったという佐藤琢磨だが、セッション終盤でタイムを伸ばすことができなかった Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
「最後はタイムド・ラップができず、消化不良」
7番手以下はザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)と続き、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は11周を走ったうちの5周目に記録した1分17秒6555で10番手だった。
「コースは去年から今年に向けて変更はなかったですね。最初のプラクティスはドライ・コンディションでしたが、自分たちのタイムは最初はそこそこ良かったと思ったけれど、周りが伸びて、自分たちは2回目、3回目とコースに出てもタイムドが良くなって行かなかった。最後はタイムド・ラップができなかった。ちょっと時間のうまく使えなかったって言うか、なんか消化不良ですね」と琢磨は話した。
「このセッションで使ったタイヤは1セットだけ
ダブル・へダーだけどタイヤのセット数は同じなので大変」
マシンのセッティングについても、「イニシャル(走り出し)は悪くないかなってと感じたけど、結構マシンは暴れてるんで、そこをちょっと抑えないといけないかな?
でもグレアム(・レイホール)が結構良いタイムが出てたから......ディクソンが速過ぎるけど......チームメイトのセッティングも見てみたいって感じです。ストリート・コースは普段レースで使っていない路面だから、セッションを重ねる度にコースにはラバーが載って、グリップが良くなって行くと思いますね。自分たちはこのセッションで1セットだけ使いました。ダブルへダーだけどタイヤはセット数を増やしてもらえないので、大変。デトロイトは走行時間、走れる機会も少ない。でもそれに対応をして行くしかない。とにかく完成度の高いクルマを持って来るしかないんです。一昨年、それが良くてレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは2連勝。それが去年は散々な目に遭ってしまったので、今年は作り方を変えて来ました。序盤戦のストリート、セント・ピーターズバーグやロング・ビーチの掛け合わせみたいなセッティングになっていて、グレアムと自分とで違う方向に大幅に振ったものにしてました。そう言う意味ではグレアムのトライした方が良かったみたいだから、そっちに行くかな......と今は思ってますが......どうでしょう?」と琢磨は話していた。
以上
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