ロッシの激しい追撃を抑えきっての今シーズン開幕戦以来の2勝目に手ごたえを感じるニューガーデン。ポイントスタンディングもパジェノーに25ポイント差に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
コース上でのパス1台のみにもかかわらず優勝!!
70周のはずが75分間とされ、結果的に43周に縮まったデトロイト・グランプリのレース1、予選2位だったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、ウェットコンディションでは走りにキレがなく、6周目にフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)にパスされた。ライバルチームのルーキーを12周目に抜き返しはしたが、結局彼がコース上でパスしたのは、この1台だけだった。それでも彼はウィナーとなった。
17周目のピット・インは、彼が生まれ持った強運によるものなのか、それとも、自らのチームのドライバーに”ギャンブラー”と呼ばれたこともあるティム・シンドリック(ペンスキー・レーシング社長)の勝負勘が冴え渡った結果か。
19周目にアンダーイエローでトップに立って以後、2回のフルコース・コーションで燃費の心配もなくなった状態で、ニューガーデンは33周目からのラスト14分の最後のバトルに臨んだ Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
自分たちのマシンは持てる力をフルに発揮してくれた」
ニューガーデンは、運だけで勝ったのでもない。レース終盤の彼はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が仕掛け続けた激しいアタックを跳ね除け続けた。
もしも立場が逆になっていたら、ロッシが前を走り続けていたら、果たしてニューガーデンは彼をパスして優勝することができただろうか?
勝利のダイブ! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
「ピットのタイミングが良かった。ドライ・コンディションでのレース後半は、自分たちのマシンが力をフルに発揮してくれた」とニューガーデンは勝利を喜び、寒さも気にせず表彰台の後ろの噴水に飛び込んだ。
ロッシ、イエローのタイミングでまたも勝利のチャンスを逸す
佐藤琢磨、難コンディションでポジションアップし、3位表彰台!
ポール・ポジションスタートから18周まで首位を守っていたロッシは、イエローのタイミングによってニューガーデンに首位を明け渡す。そして33周目の最後のリスタートで佐藤琢磨を引き離し、ニューガーデンとの一騎打ちにもちこんだが、今回は付け入るチャンスを得られずインディー500に続いてランナー・アップに甘んじる Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
ウェットから次第に乾いていく難コンディションで佐藤琢磨は本領を発揮! アグレッシブな走りでポジションアップを果たしていく Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
右フロントタイヤの締め付けが終わらないタイミングでピットアウトするという大きなミスを犯したパワー。インディー500に続き、またしても自らのエラーで勝利のチャンスを手放す結果に Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
最終的に私たちは好いバトルができていたと感じています」
Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大 |
以上
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