佐藤琢磨、今シーズン2回目のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
リーダーが変わる中で佐藤琢磨18番手でコースイン
気温が31℃、路面温度が47℃まで上がったテキサス・モーター・スピードウェイでの予選、22人のドライバーたちは2周の連続アタックをランキングの逆の順番で行った。大ベテランのトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がアタック1周目のターン2で壁にヒットし、途中で一瞬雨がパラついたが、短い中断で予選は続けられた。
10番目にアタックしたスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が219.099mphを出してトップに立ち、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が219.746mphでその座を奪った。
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今シーズン2回目、キャリア通算9回目のPP獲得
ブルデイを破るものがなかなか現れなかったが、18番目にコー
ス・インした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が、1ラップに220.433mph、2ラップ目に220.067mphを出してトップ。琢磨はランキング5番手なので残るは4人。次にアタックしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は220.162mphと僅かに及ばず。その次にコース・インしたのはインディー500でポール・トゥ・ウィンを飾ったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だったが、彼は219.355mph。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は218mph台しか出せず、ポイント・リーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)も同じく218mph台。琢磨のテキサス・モーター・スピードウェイでの初めてのPP、今シーズン2回目(1回目は優勝したバーバー・モータースポーツ・パーク。)、オーヴァルでの3回目(アイオワ、ポコノ)、キャリア通算9回目のポール・ポジション獲得が決まった。
「今回はレースセッティングもとても良い
ポールからスタートできる明日の決勝が楽しみ」
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「チームに感謝したい。エンジニアがセッティングを良くしてくれたおかげで、狙ったラインを走り続けることができた。クルーも頑張ってくれている。先に走ったグレアム・レイホールが提供してくれた情報も予選アタックにおおいに役立った。チャレンジし続けるのが自分。それは昔から変わっていないと思う。進歩し続けるために努力するのは、どのスポーツでも同じことだと思う。今でも学ぶことは多い。今回はレースに向けたセッティングを重視していて、そちらの仕上がりも非常に良い。ポールからスタートできるのは嬉しい。明日のレースがとても楽しみだ」と琢磨は話した。
最終的に予選2位はディクソン、3位はブルデイ、4位はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)とホンダ勢が予選で1-2-3-4。シヴォレー最上位の5位はパジェノー、6位がピゴット。7位以下にはニューガーデン、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)が続いた。
予選で思わぬ苦戦を強いられたのがエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)とウィル・パワー
(チーム・ペンスキー)。2014年ウィナーのカーペンターは13位で、2011年と2017年の2回優勝しているパワーは15位だった。
以上
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