2019年5月12日日曜日

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Race Day ウォーム・アップ:ウォーム・アップはコルトン・ハータがトップ

コルトン・ハータがウォームアップでトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 晴天の下でのウォームアップ
しかし今日の天気予報は雨!

 
 レースは雨になる予報が昨日から出ているが、今朝のインディアナポリスは、「本当にウェット・レースになるの?」というほどの快晴。朝8時頃の気温は7℃と冷え込んでいた。
 ウォーム・アップ・セッションが始まる11時過ぎ、気温は16度まで上昇。しかし、昨日より風が強く吹いており、朝に比べて空には雲が広がって来ていた。
 30分間のセッションで最速ラップをマークしたのはコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)。予選4位だったルーキーは1分9秒2003をセッション終盤に出した。
 2番手は予選2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。タイムは1分9秒5805。
 そして、1分9秒6791を出した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が3番手だった。


最終コーナーの走りに苦しむ佐藤琢磨
「風向きが昨日と逆になってガラッと変わった」


 しかし、琢磨は、「マシンは良くなかった。みんなベスト・ラップはプッシュ・トゥ・パスをたくさん使って出したラップだと思う。風向きが昨日と逆になってガラッと変わった。最終コーナーはプッシュ・トゥ・パスを使うと全開で行けない。みんな悩んでいるんだろうけど……」と話していた。
 朝には70パーセント越えだった午後3時過ぎの降雨確率が、午後1時を前に一気に5パーセントまでダウン。雨に一切影響を受けないレースとなる可能性すら出て来ている。
 「このセッション中にジャック・ハーヴィーの後ろについたけれど、彼を抜くことができなかった。アレはショックだった。タイヤが良い状態だったのに着いていくのがやっとだった」とも琢磨はコメントしていた。一番のオーバーテイク・ポイントであるメイン・ストレート・エンドに向け、加速をする最終コーナーでの走りが難しくなっているためのようだ。

気になる決勝レースの天候

 「今回は、みんなレッド・タイヤで全部走りたいぐらいでしょう」と言う琢磨はスタートからレッドを履く心づもり。スタートして間も無く雨が降り出し、ウェット・タイヤで勝負……といった展開になる可能性がウォーム・アップ終了ぐらいの時間帯までは高かったためだ。しかし、今やドライのままゴールまで行く可能性の方が高くなっている。
 このセッションで4番手だったのはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、5番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、6番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・ウィズ・マルコ・アンド・カーブ・アガジェニアン)。ホンダ勢がトップ6を独占。シェヴィー最速はマックス・チルトン(カーリン)の7番手。8番手がジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)で、ポール・シッターのルーキー、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)が9番手だった。そして、トップ10最後のスポット、10番手だったのはザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
以上

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