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マシンの仕上がりに絶対の自信を持つパジェノーは、その言葉通り決勝でも序盤からレースの大半をリードする。
ブルデーとレイホールの接触によって発生したマルチクラッシュでレースは終盤の181周目に赤旗となり、ラスト13周できられた最後のリスタートで、パジェノーはロッシをパスしてトップに浮上。マシンの仕上がりがよく自在なラインを走行するパジェノーは、ロッシの追撃を寄せ付けない。
それでもロッシはラスト198周目に1ターンでパジェノーをパスするが、パジェノーは199周目に再びトップを奪い返し、0.2086秒差でロッシを抑えてフィニッシュした。
フランス人ドライバーの優勝は、1920年第3回大会のガストン・シボレー以来、4人目。チーム・ペンスキーは昨年のパワーに続いて2年連続となる18回目の優勝。チームとしてインディー500参戦50周年を飾る記念すべき勝利となった。
グリッド14番手からスタートした佐藤琢磨選手は、最初のピットストップで右リヤタイヤにトラブルが発生。再度のピットインを余儀なくされたことで、一時は2ラップ遅れにまで後退する。しかし、イエローのタイミングで2度ラップバックを果たし、ついに176周目にはリードラップを記録して優勝争い圏内に割って入る。残り14周で迎えた最後のリスタートに5番手で臨み、ニューガーデン、カーペンターをパスして残り10周の時点で3位に浮上。ここからロッシ、パジェノーとの3台による優勝争いを演じた。
(編集部)
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