地元、カリフォルニア出身のロッシ、ロングビーチ2年連続のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
PP争いはロッシとディクソンの一騎討ちに
走行2日目になって昨年度ウィナーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)がスピード・アップした。金曜は先輩チームメイトのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がイニシアティヴを取って充実感を満面に浮かべ、ロッシは苛立ちを隠せない様子だったが、予選を前に両者の立場が逆転した。その上、先輩はQ2での赤旗のタイミングが思い切り不運で、他の何人かとともにファイナル進出を阻まれた。ロッシはレッドでのアタックを早めに始めていたのが正解で、Q3ではスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)との一騎討ちを繰り広げることとなった。
予選でもディクソンは好調を維持 Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大 |
ペンスキー勢は予選でもホンダの一角を崩せず
今年のロング・ビーチではホンダ勢が優位を示して来ている。レッド・タイヤ使用のプラクティス2ではディクソン、ハンター-レイ、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)が1-2-3だった。今朝のプラクティス3ではブラック・タイヤのみの走りだったが、ロッシ、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)、ディクソン、ハンター-レイの順でトップ4を独占した。アキュラがタイトル・スポンサーになったからではないだろうが、今年のロング・ビーチではホンダ勢が優勢で、シヴォレーの看板を背負うチーム・ペンスキーが苦しい戦いを強いられている。それは予選が始まってからも変わらず、ブラック・タイヤでの勝負となったQ1のグループ1は佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)がトップで、ハンター-レイが2番手。レッドが使われたグループ2の戦いもロッシとレイホールによる1-2で、同じくレッドでの勝負だったQ2もディクソンとロッシが上位2ポジションを占めた。
明暗分けたQ2グループ1でのローゼンクヴィストのクラッシュ
ただしアンドレッティとガナッシは鉄板
Q1のグループ1はほぼ全員がレッドをほぼ使っていない状況で終了したため、そちらから上がって行ったドライヴァーたちは、ファイナルで新品レッドか、それに近いレッドでアドヴァンテージを持てるはずだった。
ロゼンクヴィストがターン9でクラッシュバリアに突っ込み、Q2はレッド・フラッグ。結果的にこの前にアタックしたドライバーが勝ち上がることに Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大 |
コルトン・ハータと佐藤琢磨はQ2の不運に泣く
Q1グループ1をトップで勝ち上がった佐藤琢磨だったが、Q2で敗退 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
レッド2セット投入でロッシがロング・ビーチ2年連続PP
「去年よりずっとハードな予選だった」
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ブラック・タイヤに自信を持つディクソン
「ロAA勢を倒すのは大変かもしれないが僕らも全力を尽くす」
2位となったディクソンは、「いい予選を戦えた。アタックをもう1ラップできたようで、それをしなかったのは心残りではあるけれど、ロッシの出したあのラップ・タイムを上回れていたかはわからない。僕らのマシンは今週ずっと調子が良い。特にブラック・タイヤでの走りは、ずっと良い状態が保たれている。グリップも長持ちしているし、明日もうひと頑張りしたい。最後の1周をリードすればいいんだろう? 1周目やその最初のコーナーでトップを走っている必要はない。ロング・ビーチでのレースは常に作戦が重要になる。ロッシは速いし、アンドレッティ・オートスポートは皆速い。明日、彼らを倒すのは大変かもしれないが、もちろん僕らも全力を尽くす」と話した。
予選8位はそれほど悲観的になる必要はないと語る佐藤琢磨
「今日の僕らあレッド・タイヤの走りがまだ十分よくなかった」
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以上
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