ハンター-レイがロングビーチ最初のセッションでトップに。バーバーで不振だったAA勢が好発進 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
NTTインディーカー・シリーズ第4戦はアメリカ最大のストリート・レース=ロング・ビーチ・グランプリ。今年からタイトル・スポンサーがトヨタからアキュラ(ホンダのパフォーマンス・ブランド)に変わったが、その最初のセッションでホンダ勢がライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)を先頭としてトップ7を独占した。
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イニシャル・セッティングに手応えのハンター-レイ
「ここから路面は毎セッション変化し続ける」
ハンター-レイは2010年のロング・ビーチ・ウィナー。2014年にはポール・ポジション獲得もしている通り、ロング・ビーチを得意としている。彼はセッション終了間際に1分17秒9335をマークしてトップ・スポットをさらった。
「持ち込んだマシン・セッティングが良かったのが大きい。しかし、今後路面は毎セッション変化し続ける。路面にタイヤ・ラバーが載って行くからだ。ラップ・タイムはどんどん良くなって行くだろう。自分たちは良いセッティングをすでに見つけていると思うので、ここからマシンを進歩させて行きたい」と彼は話した。
アンドレッティ・オートスポート、前戦の苦境から復活
バーバーで苦しんだルーキーも順調な走りだし
コルトン・ハータ、プラクティス1で3番手に! Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大 |
3番手には第2戦ウィナーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)=1分08秒1844。4番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分08秒3496。5番手は昨年度ロング・ビーチ・ウィナーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=1分08秒4134。ロッシはタイヤのパンクがあってセッション終盤を走れなかったが、このポジション。アンドレッティ・オートスポートは先週の第3戦バーバーでの苦戦とは違い、ストリートコースのロング・ビーチでは最初のセッションで1、3、5番手(ハーディングは系列チーム)と速さを見せた。
さらに、6番手は2017年ウィナーのジェイムズ・ヒンチクリフ(アロー・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、7番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)。ハータが3番手、ローゼンクヴィストが6番手と、バーバーでは苦戦していたルーキーたちも今回はスピードを取り戻している。
ペンスキー勢は8,9,10位に
佐藤琢磨は14週走行して14番手
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先週の第3戦で優勝した2013年ロング・ビーチ・ウィナーの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、14番手というのが最初のセッションでの成績だった。ベストは1分08秒8235。それは14周を走ったうちの5周目に記録された。このセッション、最も多い周回をこなしたのはローゼンクヴィストの24周で、最も少なかったのはロッシの5周だった。
「グレアムとは全然違うセッティングでした
二人で別々のセッティングを探れたことは良かったです」
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走行を終え、計量も済ませた琢磨はガレージ・エリアで、「マシンはあまり良くなかった。グレアムは僕とは全然違うセッティングで、最後にいいタイムが出て4番手になっていたから、午後のプラクティスの前にあちらのデータを見ます。二人で別々のセッティングをトライすることで方向性を探れたのは良かったです。今年のコースはターン9、ターン10の縁石が変わっています。ターン5のものと同じ仕様の地面にボルトで止めるものになったんですが、ラバーが乗って来ればもっと乗り越えて行くことができると思うんだけど、今のところ、去年の方が大きく乗れていましたね。でも、もう乗れ始めているんじゃないのかな、タイムも出ているし。路面はいつも通り。ストリートだから最初は凄く滑り易くて、徐々に徐々に良くなって行きましたね。最後の方はもう大分、ラバーが乗って来ていました」と話した。
以上
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