初日の2セッショントータルで首位に立ったのはヒンチクリフ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
しかし本人はマシンの状態にまったく満足できず
プラクティス2は完全ドライ。気温は22℃まで上がり、セッション終盤には陽も出て、23℃にまでなった。路面は31℃でスタートし、37℃まで上がったところで走行終了となった。
最速ラップとなる1分08秒9994をマークしたのは、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)がクラッシュして出されたレッド・タイヤの後に、レッド・タイヤ装着で記録した。彼以外のドライバーたちで、レッド・タイヤでブラックを上回るタイムをマークした者は少ない。
「セッション・トップにはなったがマシンの状態にはまるで満足していない……なんて初めてだと思う。今日は誰もレッド・タイヤの実力を期待していた通りに引き出すことができなかったっていうことだと思う」とヒンチクリフは話した。
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「マシンが路面に合わせて速くなっていかなかった」
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分09秒4532へと自己ベスト更新はなったが、順位は13番手で、今日の総合だと14番手。走行後に、「午後のプラクティスを走り出した時にはマシンは良いと思ったんだけど、全体のラップ・タイムの上がり方を見ていると、一概にそうとは言えなくなってましたね。最後の方ではバランスに苦労をしました。路面が良くなって行く中で、僕らのマシンは路面に合わせて一緒に速くなって行かなかった。このセッションではダンパーを結構色々やったんだけど、あんまり良い方向には行かなかった。もう一段進めて行かないとダメですね。最後に使ったレッド・タイヤは、全然グリップしなかった。温まりが遅いというのは確かにあった。1周目から行けると思ったら、1周目の前半のセクションは遅くて、途中から良くなった。アウト・ラップを大幅に速めるか、とっても大事にアウト・ラップを行って2周目に賭けるか……」と話していた。
明日の天気はどうなるか? 午前中のプラクティスは15パーセント、午後の予選は35~50パーセントの降雨確率と現在の予報はなっているが……。
ハータ、2番手に浮上! トップ10にルーキーが3人!
プラクティス2で2番時計、今日の総合でも2番手につけたのは第2戦ウィナーのルーキー、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)。午後の3番手はフェルッチで、トップ3にルーキーが2人!
4番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)で、ここまではトップからコンマ1秒以内の差。5番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
奇しくも旧チームメイトと似通ったカラーリングとなったハータ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
勝つとスポンサーが付く、なんていかにもアメリカだ。コルトン・ハータの話。バーバーに現れたカー・ナンバー88は、マット・ブラック&濃いめのブルーグリーン(=ハーディング・グリーンて彼らは呼んでます)にニュー・ヨーク・ヤンキースのピン・ストライプじゃなく、白と赤のツー・トーンにガラッとイメージ・チェンジして来た。新スポンサーはゲス・インターナショナル。ゲス=GESSはグリーン・エナジー・サステイナブル・ソルーションズの略。だからサイド・ポッドのロゴは緑色なんだな。しかし、赤/白/緑じゃメキシカンのパト・オーワードが乗った方が合いそう。
こちらはオーワード。最年少初勝利のハータが目立っているが、評判にたがわぬ実力を発揮している Photo:INDYCAR (Forrest Mellow)クリックして拡大 |
ニューガーデンは初日トータルで18番手にとどまった。ペンスキー勢はパワー12位、パジェノー16位と初日はスローなスタートに Photo:INDYCAR (Forrest Mellow)クリックして拡大 |
以上
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