初日の走行でいい位置につけていたロッシがプラクティス3で満を持してトップに。ハンター-レイも4番手とアンドレッティ・オートスポートが初日をコンプリートしたペンスキー迎撃態勢を固めてきた Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大 |
約1ヵ月前の合同テストで2日目の最速ラップ=1分46秒8535を出していたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がレース・ウィークエンドのセッションで初めてトップを取った。ブラック・タイヤ装着でのプラクティス3ベスト・ラップは、テスト時のものには届かなかったものの、昨日レッド・タイヤでウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)が記録した最速ラップより0.5866秒も速い1分46秒9148だった。曇天、風ややありだが、気温=19~20℃、路面温度23~25℃という低温コンディションがスピード・アップの理由だった。プラクティス1がトップと0.3889秒差。プラクティス2がトップと0.4910秒差。の3ウォーム・アップがトップと0.533秒差。3セッションともポジションが3番手だったロッシだが、予選を前にしてついにマシン・セッティングを研ぎ澄ますことに成功、ペンスキー勢に挑む……という雰囲気になって来た。
コンディションの変動にかかわらず驚異的な安定感を見せるルーキー、ローゼンクヴィスト Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
3番手にはレイホールがジャンプ・アップ
2番手はフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)。タイムは1分47秒0536。このスウェーデン出身ルーキーが見せる安定感(それも非常に高いレヴェルで)にはただただ驚くのみ。このセッションでのベストは最後にニュー・タイヤを投入してのこととは思われるが……。活躍の背景にガナッシのチーム力があるのはもちろんだし、まだ2戦目でもあるけれど、5回もチャンピオンになっているチームメイト=スコット・ディクソンと同等か、時として彼を上回るパフォーマンスを見せるドライヴァーなんて、引退する1年前=2012年のダリオ・フランキッティ以来と思う。
レイホールが2日目になってセッティングを向上させてきた Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
4番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)=1分47秒5363。彼はプラクティス2が
4番手、ウォーム・アップは7番手と、僅差でロッシを追いかけ続けている。
昨日のプラクティス1でトップだったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)が5番手。その次の6番手がディクソンで、昨日のプラクティス2最速だったパワーは7番手で、ウォーム・アップでトップ・タイムを記録したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)は9番手だった。
ハータ、セッション2にエンジントラブルにみまわれるが
変則タイスケによるウォームアップでリカバリー
このセッションは12番手だったハータ。その勢いがどこまで続くのか?という目で見られるハータだが、初日のプラクティス2をフイにするアクシデントにも崩れないタフさを見せている Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
「もうちょっとタイムと順位を良くしたい」
佐藤琢磨の課題は「低速コーナーと高速コーナーのバランス」
Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大 |
注目のオーワードは14番手に
Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
このセッション終盤にはF1からスイッチして来たルーキー、マーカス・エリクソン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ/ホンダ)がコース・オフ。赤旗を出した。先輩チームメイトのジェイムズ・ヒンチクリフともども、これまでのところCOTAでは思うような走りを見せることができていない。
以上
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