パジェノー、カストロネヴェスのペンスキー勢を先頭にコースイン Photo:INDYCAR (John Cote)クリックして拡大 |
オープン・テスト2日目の朝6時、気温0℃しかなかった。7時でも1℃。どうなることか……と心配したが、空はずっと快晴、昨日のように風が吹いていなかったことから走行開始の10時には11℃まで気温が上昇していた。路面は13.34℃。
2日目朝は寒かった。クルマの屋根が凍ってます |
ローゼンクヴィスト、アンドレッティの一角を崩す
開始20分、ロッシが1分47秒7332を4ラップ目に出して再びトップ。これでロッシ、ハンター-レイ、マルコ、ヴィーチの順でアンドレッティ・オートスポートの1-2-3-4に。ロッシはさらにタイムを1分47秒0132まで縮めた。
セッション3開始早々から好タイムをマークするロッシ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
アンドレッティ勢による牙城は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分47秒9843でロッシの後ろの2番手に食い込んだことで崩された。RC・エナーソン(カーリン)も1分49秒0560で5番手につけた。
セッションの半分=1時間が経過。気温は12.78℃、路面は17.78℃までアップ。
今年からの新ルール:プラクティスでレッド・フラッグを出した者は、5分間ピットで待機するペナルティを課せられる。ただし、このペナルティは次のセッションに持ち越されはしない。残り時間が5分を切ってから赤旗の原因を作った場合、セッション終了まで走れなくなるだけ。その際、当人だけでなく他の全員もコースを走れないのだから、あまり厳しいペナルティにはならない。メカニカル・トラブルによるストップ、コース・オフ、クラッシュ、いずれのケースもピットに戻ってすぐに走行開始は難しい。つまりは、このペナルティはそんなに過酷ものとは言えない。
コルトン・ハータ、驚異的タイムでトップを奪取
ついに3セッション連続でトップタイムをマークしたコルトン・ハータ。2番手ロッシに対しても大きな差をつけた Photo:INDYCAR(Chris Jones) クリックして拡大 |
ロッシの天下が長いこと続いていたが、プラクティス3が後半に入ってから昨日の2セッション両方で最速ラップを記録したコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)がコース・イン。ロッシに0.3731秒の差を突き付ける1分46秒6401をマークして3連続セッション・トップ! ルーキーらしからぬ驚異的パフォーマンスだ。
2番手以下はロッシ、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)、RC・エナーソン(カーリン)というトップ10になった。前述の通り、ハータとロッシの間には0.3731秒の差があるのだが、ロッシとパジェノーの間にも0.1984秒のギャップが存在、パジェノーとディクソンは0.5783秒も離れている。今年の初テストは新サーキットであることと、1周の距離が長いことから差が大きくなっている。
佐藤琢磨は勢力的に走行を重ねるも25位
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は昨日以上の苦境に陥っている。セッション最多となる27周を走ったが、ベストは1分49秒2373で25台出走中の25番手だった。チームメイトのグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分48秒3795とベストは琢磨よりも0.8秒以上速いが、順位は13番手と決して良くはない。
18ターンを立ち上がる佐藤琢磨。テスト初日よりもマシンは速くなってはいるが…… Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
以上
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