2018年9月1日土曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1:プラクティス2はウィル・パワーが最速

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
気温が上がる中でプラクティス2がスタート
午前中のブルデイのタイムは更新されず


 インディーカーのプラクティス2が午後2時半過ぎに始まると、ポートランド・インターナショナル・レースウェイ上空から雲が消え、陽が照りつけ始めた。気温は24℃とそれほど上がらなかったが、路面温度は朝の26℃から大きく上がり、40℃に達した。

 午前中のプラクティス1でセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が記録した57秒3975は、このセッションでとうとう破られなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :ポートランドのプラクティス1最速はセバスチャン・ブルデイ

ブルデイ、前日のディクソンの最速タイムを更新
 全長1.964マイルのポートランド・インターナショナル・レースウェイで行なわれた公式プラクティス1回目、最速ランナーはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。このセッションを走ったのは24台。昨日のオープン・テストを走った25台の中からピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)がブレーキ・トラブルのために走行できなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド:チャンピオン争いの歴史

過去10年、シーズン残り2戦の状態で
ポイントリーダーが逃げ切れる確率は??

 チャンピオン争いの歴史を少々。この10年、残り2レースとなった時点でのランキング・トップとランキング2番手のポイント差とタイトル争いの結果を見ると……。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :2007年以来となるポートランド 公式日程スタート

ウイッケンズ、インディアナポリスの病院に転院
ポートランド戦の6号車をムニョスがドライブ

 まずはグッド・ニュースから。8月19日にポコノでの大アクシデントで負傷したロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がペンシルヴェニア州アレンタウンの病院からインディアナ州インディアナポリスのインディアナ大学ヘルス・メソジスト病院へと移動した。今日、金曜日にチームが発表。彼はインディアナポリスで更なる下肢の手術を受ける予定という。

 ゲートウェイでの第15戦を欠場したシュミット・ピーターソン・モータースポーツの6号車だが、ポートランドから復帰。コクピットに収まるのはカルロス・ムニョス(コロンビア出身26歳/キャリア1勝)で、最終戦ソノマも出場予定。2戦で20万ドルとも噂されていた資金を持ち込んだのだろうか?

2018年8月27日月曜日

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Race Day 決勝:ウィル・パワーが3勝目でタイトル争いに残る

シーズン3勝目を挙げたパワー。今回の勝利でポイントランキング3位に浮上、逆転タイトルも射程圏内に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、燃料セーブ作戦でディクソンを抑える
 ポイント4番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今シーズン3勝目を挙げてチャンピオン争いに踏み止まった。レース前に81点あったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)との差が68点に縮まった。
ポイント2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、ゴールを前に作戦を燃費セーブに切り替え、ポジションを落として行った。しかし、前方を走るマシンが次々ピットに向かって順位を挽回し、トップに躍り出た。燃料補給したパワーにはパスされたが、ディクソンは封じ込めて2位でゴール。ポイント・リーダーとの差は29点から26点に縮まった。