ターン7を攻めるディクソン。全体が大きくタイムアップしたセッション2もトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
トロントでのプラクティス2は午後2時半スタート。気温は29℃まで、路面温度は52℃度に達していたが、それは最初だけ。時間が経過すると共に雲と風が出て気温は28℃にダウンし、路面は最終的に47℃まで下がった。
他カテゴリーの走行も重なって路面のグリップが全体的に向上。プラクティス2は走行開始早々から1分00秒台が出された。プラクティス1で3番手のタイムを出していたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が3周目にして1分00秒1481でP1となったが、プラクティス1で4番手だった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が59秒7615を3周目にマークしてトップに立ち、その後にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が59秒6152を5周目にして記録し、トップの座を奪ったが、琢磨は8周目に59秒5117で再びトップに躍り出た。
ターン7を立ち上がる佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
ホンダ勢、またしてもトップ5を独占!
「ホンダは低回転からパワーが出ているので強い」とディクソン
ディクソンは17周目に59秒0251をレッド・タイヤでトップを奪還。2回のプラクティス両方で最速ドライバーとなった。琢磨はレッド装着ではブラックで記録した自己ベスト更新がならなかったものの2番手。アンドレッティは最終的に3番手。4番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=59秒5308で、5番手はロッシの59秒5846だった。トップ5はチップ・ガナッシ・レーシング、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、アンドレッティ・オートスポート系が占めることとなったのだ。
シボレー勢のトップとなる6番手につけたピゴット。ペンスキー勢は7番手にニューガーデンが付けるが、パジェノー、パワーはトップ10入りならず Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
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「この4、5年、コースの再舗装が進められて来たが、10年前ぐらいから必要と感じていたメイン・ストレートの再舗装がついになされ、コースは非常にスムーズになった。ターン1はブレーキングでミスを冒すドライバーが減るだろうが、昨年まで以上に激しいバトルが繰り広げられることになるだろう。このセッションではブラック装着時に、そのパフォーマンスがベストのタイミングで速いラップをまとめ上げられなかったが、その後にセッティングを向上させ、終盤にレッドで好いラップを記録できた。マシンはとても良い。1,400ポンドというダウンフォース大幅減少でもこのスピードが出せたのには驚いている。明日は今日以上に戦いが激しくなり、タイム差はさらに縮まるだろう」と話した。
佐藤琢磨「とてもポジティブな一日」
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8、9、10番手もホンダ勢だった。デトロイト/レース2ウィナーライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、セント・ピーターズバーグ・ウィナーのセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、アイオワ・ウィナーのジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の順だった。
以上