「合わせこみにすごく時間がかかってしまいました」
Jack Amano(以下――)シーズン初プラクティスでしたが?
佐藤琢磨:バーバーとセブリング、ロードコースとストリート向けの両方のテストをやって来たんだけれど、ビックリしするぐらいダウンフォースを失っている影響が強くて、クルマはすごく滑るし、ちょっとライド・ハイトの調整がうまく行ってませんでした。それで何度もピット・ストップを繰り返して、あんまりちゃんと走れてなかった感じですね。まともに走るまでの合わせ込みにすごい時間がかかって……。最後に数周走れたけれど、トラフィックもあってまともなラップになってませんでした。
――すでに去年の1セッション目よりタイムが速くなっているが?
佐藤琢磨:去年は大きなバンプがあってターン3に縁石を追加し、それがシケインになっちゃってたけど、今年は元に戻している。だから、ラップ・タイムは2年前と比べてなきゃダメです。
――ロー・ダウンフォースのマシン、構造が僅かながら新しくされたタイヤなどによって、ドライビングは難しくなっていますか?
佐藤琢磨:難しいね。まぁ、難しいって言葉が正しいかどうかわからない。ダウンフォースがあっても難しいのは変わらないから。だけど、今までよりも確かにクルマは滑るし、飛び跳ねるし、コーナーじゃなかったところが凄いコーナーになって来てるので、かなりチャレンジングであることは間違いないですね。